こんにちわ!わんこ大好きカトリイヌです。
先日、盛岡で異業種交流会に参加したのだが、そこで知り合った方の奥さんが千葉県出身だというので盛り上がった(当方も千葉県出身)
しかし奥さんと子供は現在東京に住んでいるという。理由は奥さんが岩手に移り住んでから田舎ノイローゼ気味になってしまったそうな。
身寄りのない地へ移住し、友人知人もおらず、町には何もなく不便で退屈な生活が耐えられなかったという。ちなみにその地は岩手県一関市。
ここ数年は地方創生や地域おこし、地方移住など一種のブームみたいになっており、田舎暮らしは桃源郷のように語られているが決してそんなことはない。
転勤族の専業主婦はいわば地方移住の先駆者であるが、前述した田舎ノイローゼになっている人も多いことだろう。みんな口を揃えて都会がよかったという。それが大衆の意見であり現実なのだ。
そんな私も、東京から岩手県久慈市に移住して1年半が経ったが、つい最近までは田舎ノイローゼを患っていた。
通販業を営みながら自宅兼事務所にずっと独りで引き籠っていた。
岩手は激寒なので外に出たくないから昼御飯はTKG(卵かけご飯)を食べていた。夜は料理は作れないし面倒くさいのでユニバースの弁当ばかり食べていた。
そんな田舎独身生活の唯一の人との交流は、集荷にくるヤマト運輸のおっちゃんぐらいである。
こんな生活をしていると、もって3ヶ月で田舎ノイローゼとなる。地方移住は桃源郷でもなんでもない「精神と時の部屋」である。
精神と時の部屋とは?
ドラゴンボールに登場する異空間。真っ白で何も無い世界。時間の流れが都会とは違い、都会での1日が、この田舎の中では1年(365日)に相当する。
家族がいればまだいいだろう。そして地元ならこれが普通かもしれない。しかし独身の私にとって身寄りのない田舎生活は本当に辛かったのだ。
神経機能の障害やヒステリー、神経衰弱にならないように気を保つだけで精一杯であった。
そんな私の心の支えは愛犬のぼー太郎さんだったことは言うまでもないだろう。(とはいえ、いつも私と飲んでくれる久慈の皆さんありがとう)
私はこの1年半ほど、幸いにも岩手でテレビや新聞に出させていただく機会が多かった。SNSやブログでもほぼ毎日発信し、おそらく「煌びやか」にみられることもあっただろう。
しかしそれは事実ではあったが現実では田舎ノイローゼになるぐらい地味な生活であった。
そんな田舎ノイローゼの私は盛岡にセカンドハウスをつくったが、岩手の都会である盛岡の生活のおかげで、私は最近ようやく田舎ノイローゼから脱却できた。
カーテンを開ければ目の前には車がたくさん走っており、仙北町駅から歩く通勤者に溢れ、賑やかな雑踏と人の声、それだけで私自身の活力となる。
最近は雪も降り、Tシャツも売れにくいことから盛岡がメインの生活となってしまったが、田舎ノイローゼの脱却により生気を取り戻した私は良い年が越せそうである。
4年連続ひとりで年越しだ。
来年は、新サービスと久慈市長選に向け、久慈をメインとする予定であるが、田舎ノイローゼを克服した私は改めて久慈をもっと楽しみたいと思うのであった。
久慈にあるいきつけスナックの様子
(おれじゃないよww)
久慈ナイトはマジ楽しいw