先日、選挙戦のひとつの焦点として財政再建があるらしいと書きました。
しかし、本当に久慈市は財政再建をするべきなのか?と思い、IMFが財政再建の定義とする「負債残高対GDP比率」のグラフを聖なる夜に作ってみましたw
(データ引用:総務省、岩手県庁)
結論からいうと、久慈市に財政悪化の懸念はありません。
グラフをみれば一目瞭然ですが、負債(地方債現在高)はずっと減少傾向であり着実に返済しています。
またGDP(市内総生産)も拡大していて経済成長率は平均で年率+6%と順調です。
なので、負債残高対GDP比率はピークの26.5%から2015年は18%台まで下がっていて、これは財政悪化どころか財政健全化していることがわかります。
(2016年のGDPはまだ発表されていないので横ばいとしてカウントしましたがそれでも17%台に低下しています)
また地方公共団体の法律で「財政健全化判断比率」というものがありますが、
・実質赤字比率
・連結実質赤字比率
・実質公債費比率
いずれも「健全段階」であると判断されてます。また、市のバランスシートを見ると400億円以上の純資産があります。
以上のことから久慈市には財政危機など存在しません。
なので、もし市長選の候補者の中に財政再建を訴える人がいたら(いないとは思いますが…)その人は市民に不安を煽るホラ吹きと思っていいでしょう。または勉強不足のどちらかです。
ありもしない財政悪化論を掲げ、仮に当選して歳出削減などされたら普通に景気低迷しますよ。ただえさえ庶民には景気がいい実感が無いわけですから。
なのでこのあたりのデマが拡がる前にグラフをもとに情報共有をしました。ぜひ家族や知人にご紹介差し上げてください。
もちろん市政を運営する上で財政は注視すべき点ではあります。なので仮においらが市長選に出るなら、財政健全化したいのならGDP拡大を目指しましょうと提言するでしょう(2万%出ないけどw)
よって久慈市長選挙2018の焦点は財政再建ではなくなりました。
市長選の立候補者は、財政再建ではない未来あるビジョンを公約に掲げてくれるよう、いち久慈市民として心から祈念したいと思います( ͡° ͜ʖ ͡° )