こんにちは。人気無地Tシャツブランドを運営しているナイクロの香取です。
さて、アパレル業界というのはパクってナンボという商慣習があるという。
あの商品が売れてればOEM会社に丸投げコピーなんてことも日常茶飯事だと聞いた。
GUのガウチョパンツが200万枚も売れれば、業界こぞってガウチョパンツマンセーといった具合だ。
多くのアパレル諸君はユニクロとしまむらにはもうお手上げ状態で、この上位2社はアパレル会社じゃなく流通会社と区別してるような始末なのに・・・
ユニクロは工業製品、私たちはファッションとはよく言ったものです。
このように弱者である我々が強者である超大手に追随してどうする。
ランチェスターの法則によれば強者と全力で戦えば弱者は必ず負ける。
強者の基本戦略は同質化によるミート戦略だ。
大手と同じようなやり方を模倣したところですぐにミートされて終わりである。
じゃあ付加価値つけようと、モノよりコトだとかワケわからんでっち上げたストーリーももうお腹いっぱい!
打つ手なし!これまで多くのアパレルブランドが逝ってしまった・・・
そんな2強が寡占化してきた激戦のアパレル業界であるが、私はどのようにアパレルブランドを展開していけばいいのか?アパレル素人ながら戦略を考えていた。
広域にわたる総合物量戦では、商品・流通・顧客の市場単位すべてにおいて圧倒的資本にはまず勝てない。
そこでランチェスターの法則にならい、第一法則から「弱者の戦略」を応用した。
移住・起業前に「9オクロックハンド作戦」と名付け、提唱した。
我らがナイクロは弱者の戦略として、
・「縫製の街」からの局地戦
・SNS活用した遠隔戦
・無地Tシャツ1点集中戦略
・差別化するオーダーメイドという陽動作戦
これがナインオクロックのビジネス戦略だった。
テレビ・新聞と地域プロモーションまで想定内。いっきに1万枚売り逃げを狙ってドロンしようと考えていたが世の中そんなにあまくねぇ!!w
ここで予想だにしなかったのが、オーダーメイドが業界トレンドになってしまったこと、さらにZOZO軍の参戦だ。
ZOZO軍は資本力にものをいわせ、低価格×オーダーメイドを実現。
このようにランチェスターの法則どおり、強者はミート戦略により弱者の新たな差別化に対し、早期に弱者の出鼻をくじき、ミートしてくるということだ。
強者に「全力で戦わせない」戦いを仕向けていたつもりが、いつの間にか強者の「ミート戦略」にハマり、気がつけば強者に追随してしまっている弱小ナインオクロック・・・
打つ手なし!?
このままただ普通にやっていたら“奴ら”の「誘導戦」にハマり続け、THEエンドとなりそうだ汗
なのでナインオクロックはオーダーサービス自体を卸す作戦、すなわちtoB向けビジネスに転換するのである。