岩手県盛岡市にサロン出店しようと水面下で動いています。
もう美容院経営なんかやらない!と思ってたけど、盛岡きてみて市場開拓の余地があると勝機がみえました。あとナインオクロックとしても商機になればと。
失敗したのによくやるねぇ~とも言われますが、以前は完全に市場から淘汰されたわけではなく、自ら市場から退場したので敗者復活戦は全然怖くありません。
また3年も業界を離れるとかなりフラットな思考になっています。
そんなんで最近はまた美容業界の市場調査をしてるのだが、3年前には都内でまだ営業していたはずのサロンが閉店してるなんてことを知った。
開かれた自由な市場での公正な競争に敗れ、淘汰されてしまったサロン。
これは市場の原理であり淘汰されたサロンは市場から必要とされず退場すべし!と残酷にも市場がそう判断したのだ。
それは無念にも知人であるサロンオーナーも何人かいた。
友人ではなく知人。かつて共に働いたことがあるが、SNSでも繋がっておらず、それ以来連絡もとっていなかったが、市場から退出され今どうしてるのか気になるところである。
私が独立したときは2009年だったがその前後に独立起業を果たした知人サロンオーナーが何人もいた。
オープンして間もなく薄給のためスタッフとトラブルになった人もいたり、共同経営で金のトラブルになった人もいたり、集客に困り体力が持たずわずか2年で閉店してしまった人もいた。
また、“ひとりサロン”として数年やっていたが、面貸し業務委託のほうが割りがいいということで廃業した人もいた。
あと驚いたのは、私が事業譲渡する時に600万円でサロン買収したいと名乗りを上げたサロンオーナーもいつの間にか閉店されていた。
ほんの3年前では600万ものキャッシュが用意できた人だったのに…
このように前あった店が閉店していたり、反対に移転して拡大してる店があったり、たった3年なのに市場原理の恐ろしさが垣間見れたよ。
美容院は開業1年で6割が廃業するというデータもあるという。
いっぽうでサロン出店数は否も応もなく増え続ける。一説では日本全国の信号機の数(20万8000基)よりも美容院は多い、超供給過剰である。
そんな環境でビジネスでの競争に打ち勝つには厳しい世の中よ…
本来であれば競争に敗れ市場から退場すれば、供給するサロンが減り、需給バランスが是正され、勝ち残ったサロンでさらに競争することにより技術・サービスが向上していく。
はずなのだが、市場原理により淘汰されたはずの閉店したサロンに、居抜き物件として新たにサロンが開店し、供給過剰から価格競争(コスト競争)が加速するだけだ。
そんなわかりきった環境で出店し、自ら市場参加したのだがら、残念だが、結局負け組は自己責任なのである。
明日は我が身と褌を締め直そうと思うのであった。