僕のかわいいぼー太郎さん
ぼー太郎さんは4月で7歳になるが、犬としてはもうおっさん。何歳まで元気に生きててくれるんだろうとたまに考えることもある。
とはいえ相変わらずお顔も可愛いくて、おもちゃも散歩も大好きで、行動も食欲も赤ちゃんの時と変わらない。うざくてくさくてかわいい奴なんだ。
しかしたまに思う。
ずっと僕と二人暮らしなので、ぼー太郎さんの犬生は果たして幸せなのだろうかと。
よその家の犬ではだいたい家族がいて父や母、子供たちとワンコは賑やかに暮らしている。家族にランキングをつける余裕があるほどワンコはみんなと楽しそうに生きているんじゃないかと。
しかしうちのぼー太郎さんは僕しかいない。
外出することも多くその時はいつも家でひとりぼっちだ。
本当は24時間365日一緒にいてあげたいけど、なかなか人間社会ではそれは叶わない。
なので家ではゲージに入れたりせず自由に動き回れるようしている。僕が外泊する時はペットホテルの檻の中なんてかわいそうだからペットシッターにお願いするのがせめてもの計らいだ。
幸いにもイタズラもしないし、おしっこ成功率も100%。おまけに人間大好きだから本当に手のかからない愛犬でよかった。
僕が居ないときは誰か一緒にいてくれればいいけど、僕は独り身で身寄りのない地に住んでるから頼める人もいないのだ。
いつもひとりぼっちでごめんよぼー太郎さん。
ぼー太郎さんが来てからの7年間、4回も引っ越しさせてしまった。
犬は引っ越して環境が変わるとストレスで病気になるなんてこともあるようだけど、ぼー太郎さんはすぐに順応してくれたからよかった。
だけど本当は賑やかな家族がいる広い家でゆっくりと生きてたほうがよかったのかなと僕は飼い主として自信を無くしそうなときがある。
だからいつも抱っこしてくれと足元にくる寂しそうなぼー太郎さん
家にいる時はずっと膝の上。足が痛くなるまで抱っこしている。
いつも隣で一緒に寝ている。
朝晩と散歩にいっている。
できる限り愛情を注いであげたい。
しかし僕の事情で雪国に住んでしまったために、雪が降ると散歩にいけないからぼー太郎さんが可哀想と思ってしまう。
雪道があるとびびって歩かないのだ。
だから僕は雪が大嫌い。雪なんて降るな!
雪がなけりゃ毎日ぼー太郎さんと楽しく散歩ができるのに、雪のせいでぼー太郎さんは家で退屈そうだ。
このようにして飼い主として自信を無くしそうな時、天気や環境のせいにしてしまう。
愛犬が退屈そうで可哀想と思うのは、飼い主のお前がそうさせているに過ぎないのだ。
だから早く雪が溶けて春がきてほしい。
そしたらたくさんお外へ遊びにいこうぼー太郎さん!
帰宅するといつも喜んで来てくれてありがとう。
ぼー太郎さんは幸せですか?
ずっと僕と二人暮らしで退屈かもしれないけど、僕はぼー太郎さんと一緒にいれるだけで幸せです。