香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

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田舎で美容院を開業!?3つのボトルネック

 

実は今年に入り美容院を開業しようかと考えていた。

 

しかし久慈には美容院はたくさんあるし私は客もいなければ2年のブランクもある。なにより本業はナインオクロックだし別事業に投資できる余裕もない。

さらに過去には市場から退場したこともありリスクはあまり取りたくないし、また失敗し淘汰されるのは御免である。

 

ではなぜそれでも美容院をオープンしようかと考えているのか?

 

 

きっかけは訪問・出張カットサービスの広告であった。

去年末からFacebook広告を久慈広域限定で定期的に出していた。

 

 

 

 

これを受け、岩手県久慈市の3つ隣にある田野畑村役場の女性から私に電話があった。訪問カットは田野畑村にもきてくれますか?と。

 

しかしながら田野畑村は久慈保健所の管轄外だから出張することができない。もしも事業所として籍だけでもそちらに置ければ可能だと話していたのだが、色々と話しているとどうやら田野畑村には美容院が1つも無いという。

 

超オーバーストアの美容業界なのに美容院が1つもない市区町村があるのかと私は驚いた。人口約3,500人の岩手県田野畑村。震災以降、様々な理由により美容院が無くなってしまったという。

 

実際に調査しに調べに行ってみたのだが床屋さんは数件あった。そして美容院は1つだけだが奥さんが自宅でやっているプライベートサロンはあった。しかし多くの方は美容院に行くときは山道を車で30分以上かけて隣町まで行くというから大変だという。

美容院は買い物ついでに行ったりするぐらいだから、もう少し近くて気軽に行けるサロンがあってもいいのではないか。そこで訪問出張カットの広告をみて私に相談をしてくれたというわけである。

 

そこで居抜き物件は無いか調べてみたら1軒だけすぐに営業できる状態の美容院が見つかった。これなら初期投資も少なくすぐにオープンできるのではないか、現在そこの家主さんとゆる~く相談中である。

 

 

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しかしながら仮にいざ営業すると冷静に考えてみるといくつかネックがある。それに私はサロン経営センスがないこともあるので、ぜひともサロンオーナーさんにも意見を頂戴したい。

 

 

3500人の市場

 

経営をするには儲けを出さなければならない。ボランティアならいいが、地方の課題は経済循環でもある。そのためにはとくにサービス業の発展が不可欠ではないか。

しかし人口約3,500人、世帯数が約1,300世帯では市場としてサロン経営する上で充分なのだろうか?

 

 

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田野畑村|統計情報:https://www.vill.tanohata.iwate.jp/docs/2015073100036/

 

 

田野畑村の高齢化比率は37.3%。そして男性は馴染みの床屋さんに行くことを考えると、現実として人口の半分以下にしか需要はなさそうだと判断できる。とはいえ小規模サロンでも良い意味でも悪い意味でも独占できるといえる。

 

 

余所者?男性美容師?

 

しかしちょっと聞き取り調査をしてみると何となく余所者がオープンしたサロンということで最初は警戒もされそうな気もしている。それに「男性美容師」というものに馴染みが無い印象もあった。実際に、えっ?美容師は男性なの??なんて声もちらほら耳にした。

余所者男性美容師のサロンオープン!最初はなかなか信用・信頼を得るのに時間がかかりそうな気もしている。

 

 

生涯顧客が理想

 

私は地元密着サロンは顧客と美容師は信頼関係のもと生涯顧客が理想的だと考えている。だから仮に私が営業するとしても本業ではないのですぐにサロンに立たなくなる。だからもしもオープンをするとなれば、地元に住む美容師さんと一緒に取り組むのが一番いいのではないかと思う。

 

 

おそらく固定費は高くない賃料だけだと思うが、久慈から片道50分かけて行き、私が営業しても時間と将来を考えると私がやるべきじゃないと思ってしまった。訪問カットにおいてはいいと考えているのだが。

 

しかし近場に気軽に行ける美容院がない。それにより来店周期も長引き美意識も下がりそうである。どうしてもここが気がかりであり何かお役に立てないかと模索している。

 

雪がすごくて運転も危なくて寒くて外に出たくない。出ても行くところもない。そうなれば身だしなみとか美意識なんてどうでもよくなってしまう。でも何かしらきっかけがあれば綺麗になりたいというのが人間で、とくに女性であればここはわかることだろう。

 

今回、私に連絡をくれた役場の方は去年東京から移住してきた女性。その女性自身が美容院が無くて困っている。周りもそう言っているというからすでにニーズとしてはありそうです。

 

ただ上記の3つのネックが悩ましいところ。

どなたか一緒に取り組みませんか?

 

私はメインではできませんが可能な限り協力したいです。

まぁ面白そうなので多分ひとりでやるかもわかりませんがw

 

 

 

あとこちらも興味あればぜひ

 

www.beauty.9oclock.co.jp