2016年(平成28年)12月5日月曜日
河北新報にナインオクロックおよび代表の香取が掲載いただけました
WEB版はこちら
yhaoo!ニュースにも転載されましたがすでにリンク切れとなりました
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000022-khks-soci
メディア実績、記録にために以下転載します
<この人このまち>
岩手県久慈市に集積する縫製業の高い技術力を生かし、オリジナルTシャツを作って全国に発信しようと、元美容師の香取正博さん(32)が挑戦している。東京から移り住み、今年7月にアパレル会社「9o’clock(ナインオクロック)」を設立。縫製の街に新風を吹き込もうと意気込む。(盛岡総局・松本果奈)
◎アパレル会社「9o’clock」代表 香取正博さん(32)
-扱う製品は何ですか。
「綿100%で肌触りが良く、光沢のあるシンプルな無地Tシャツです。半袖と長袖で白、黒、ライトグレー、ミックスグレーの4色。クルーネックとVネックがあります。社名は『久慈』と英語の『9時』を掛けました。縫製してくれるのはアクティブという工場。縫い目がきれいです」
「通信販売が中心ですが、久慈と盛岡のセレクトショップ計3店でも扱っています。価格は1枚3500円から。大量生産、大量消費に疑問があり、中価格帯で上質な商品の提供を目指しています」
-縁のない久慈市で会社を設立した理由は。
「専門学校を卒業後、18歳から東京で働きました。25歳で独立し都内で美容室2店舗を経営しました。流通に興味があり、同僚やお客さんと話すうちに、高品質の定番衣類に需要があると感じました。細部に気を配ったメード・イン・ジャパンを目指したかった」
「久慈市がアパレル産業を積極的に発信していることを知り、起業するならここしかないと決断しました。美容室を売却し移住したのは今年4月。久慈では工場ごとに、高級婦人服やベビー服など専門的な技術が継承されていることが魅力。全くの素人ですが、工場の技術者や商工会議所に相談に乗ってもらっています」
-久慈市民にもTシャツを着てもらいたいですね。
「久慈を前面に出したブランドはなかった。地元の人が手軽に買えるブランドがないのはもったいない。シンプルを極めたTシャツに触れてみてほしいです」
-久慈市は夏に台風10号豪雨で被災しました。
「幸い自宅に被害はありませんでした。自分にも何かできないかとボランティアに参加し、家族を助けるような気持ちで泥のかき出しを手伝いました」
-今後の展望は。
「東日本大震災の爪痕はまだまだ残っています。会社が成功して街が盛り上がれば、大きな支援になると思います。いずれはTシャツ以外の商品も手掛け、久慈発の全国ブランドに育て上げるのが目標です」
かとりまさひろ
1984年千葉県君津市出身千葉美容専門学校卒業。2009年から東京で美容室を経営。16年に久慈市に移り住み、ナインオクロックを設立した。連絡先は0194(75)3665 E-mail: info@9oclock.co.jp