先日、「河北新報」に香取を掲載いただけました。
河北新報は宮城県でシェア1位を誇る最大手の新聞社です。なので東北地方のブロック紙といえるようです。
おかげ様で問い合わせも何件かあり、その中で当日は受注も12枚ですがいただけました。
売れたことはもちろんですが、こうやって取り上げていただけることにより認知してもらえる機会が得られたことが何より嬉しい。
9o'clockというブランドが、国内有数の「縫製の街」久慈地域から生まれ、2016年6月にスタートしました。
それから半年が経ちましたが、
繊研新聞、デーリー東北、岩手日報、くじ広報、読売新聞、毎日新聞、河北新報、と複数のメディアに掲載していただけました。
掲載されてすごいのか?
いや全然すごくないです。
嬉しいけど、全くすごくない。
だってまだまだ何もしていない。
ただ引っ越してTシャツブランドつくってみただけだ。それを通販で売ってるだけ、しかもそんなに売れてない。
実力が伴わないまま取材を受け、掲載されているある意味でただのピエロだ。
勘の良い人なら薄々感じていたことだろう。しかし私もそう感じている。
私は自分自身を客観的に見ることができるんです、あなたとは違うんです。とかつて福田元首相がいったように。
もちろんその辺にたくさん溢れるブランドより、強いアイデンティティは持っているのは自負してる。しかしその辺に溢れるブランドよりも売れていないわけだ。
だから産地振興とか、地域活性とか、国内回帰だとかそんな大それた偉そうなことはまだいえない。だから日本のモノヅクリを守るなんて言ったこともないし思ったこともない。
縫製の街だとか、国産だとか、移住云々、起業云々もこれらは巧みな表現として使っているに過ぎない。
それが功を奏した?のか、たったそれだけで何でメディアが取り上げてくれたのか逆に不思議に思うよ、
繊維・アパレルでなくとも、一般企業では、偉そうな綺麗事も言わず社会への貢献の対価として利益をたくさん出してる会社はたくさんあるではないか、
それを大した実績もないナインオクロックが取り上げられることは、多少の期待感はあってもただのピエロ。
ピエロがゆえに、今さら「辞~めた!」なんて言えなくなってしまった。移住したのに、「じゃそろそろ東京へ帰りまぁす」なんて言えなくなってしまった。
とはいえ、私はやりたいように勝手にやってるだけだ。ピエロ化しつつも小さなピエロ、まだまだ無名ブランドだし掲載されたからといって特にプレッシャーも感じているわけでもない。
河北新報の文中にある「東日本大震災の爪痕は残っています」というのは私は言っていないのだが、 後述にある「会社が成功すれば結果として支援になる」というのはその通り。
ピエロで結構だが、ただ己の成功のためにやっているに過ぎないと改めて確信した。
このままではすぐに人々から忘れ去られる存在となり得るから、来年はさらなる飛躍を期待されたい。
来年はパリコレに出たい。