香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

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イルミナカラー?もっと良いものがあるならどんどん出してくれよ、

 

私は以前、美容業界にいたこともあり美容師系の知り合いがわりと多いので業界の情報がそれなりにまだ入ってくる。

そこで何やら業界で話題となっているイルミナカラーというカラー剤が注目を浴びているとか。


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この薬剤については知識もないし興味もないが、そういう意味では一般消費者も同じだと思うのだが、どうやらこのカラー剤は仕入れ値が高いようである。

 

なぜ高いかは、発色や色持ち、髪への負担、成分あたりだと思うが、安いカラー剤に比べればかなり「良いもの」であるのは美容師の発信を見れば何となくわかる。

なのできっとお客さんにも実感してもらえ喜んでもらえる新商品なのだろう。

 

しかしながら「仕入れ値が高い」という理由だけで導入しないサロンも多いようである。本当に良いものの「はず」と知っておきながら、お客様のために!といつも言っておきながら、お客さんのために良いものを導入しないという。

 

しかし私も過去にサロン経営者だったが、おそらく過去の私でも導入することはなかっただろう。

料金を変えずに提供すれば消費者サービスとも考えられるが、原価が上がり利益率が下がればサロンは消耗戦になってしまうからだ。

ただそれはお客さんには全く関係がない。

 

もっと良い物があるなら出してくれよ、

 

ではお客さん。このカラー剤はいいやつなので+1000円いただきます。

 

払います?いや払わないでしょうw

 

だってお客さんはそれを使うことにより、家に帰ってその後+1000円のメリットを感じられるかわからない。

本当に良いものだったとしてもいつもとそんな変わらなそうなら別にそのイルミなんちゃらカラーじゃなくてもいいわ!

 

低価格サロンが主流となった昨今、これらをきちんと提案し納得させ提供できるサロンは多いのだろうか?

 

低価格サロンとはいえ技術も商品も高い店とさほど変わらなくなってきているが、それでも本当に良いものがあるのにそれを提供できないサロンが多いのではないか。

 

確かに安くてそこそこ良いものは世に溢れているし、スペックだけでは売れないともいわれるが、まだまだ良いものがあるならプロならどんどん出してくれよ!

 

コスト削減を追求すれば消費者利益となる!と思うかもしれないが、削減したそのコストは技術や商品への開発投資などが削減されることにもなり、将来への新たな良いモノ・サービスは生まれづらくなる。

結局は回り廻ってお客さんが将来的に損することになるのではないか、

だからいつも言ってるデフレ悪!といいたいだけなのだが、企業努力ってコスト削減することだけじゃないでしょう?

 

ちょうど知り合いのサロンが高い薬剤を仕入れ、価格を少しあげようとしていたのでそんなことを思った。

 

確かに高くなってお客さんは嫌と思う人もいるかもしれないが、それをお客さんのためにお値段以上に提供しようとする意思はとても刺激を受ける。

 

これはサロンに限らず商品サービスを売る多くの仕事にもいえないか、

だからナイクロもまだTシャツしかないけど、ただのベーシック衣料品ならこの程度で充分と考えてる人も多いから、将来に向け商品力を上げる気概だけは持ち続けたいと思うのである。

 

もっと良い生地や技術があるなら出してくれよ!

 

全身タイツ1枚で真冬を過ごせる時代もくるかもわからんねw