香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

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そこはちょっと違うんじゃないの?というとKYと思われるから自重してしまう話

 

素朴な疑問なのだが、勉強会やセミナー、シンポジウムなどに参加した時に、登壇した識者の話を聞くことになると思うのだが、

その識者の話している内容において、「いやそこはちょっと違うんじゃないの?」と思ったことはないだろうか?

 
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その識者の話を聞くだけが目的で、あくまでその人自身の視点というならばそれまでだが、しかし質問タイムやディスカッションの場を設けているのなら、そのあたりを指摘してもいいのだろうか?

 

ただ、貴方間違ってるよ!という断定的な意見ではなくその場の雰囲気は少し考える。

その場の雰囲気…

議論のテーマが決められており、それに合わせた識者を誘致しているわけだから、集まった参加者は、私の意見を聞きたいわけではなく識者の意見を聞きにきているわけだから。

 

わりとKY発言をしてしまう私であるが、さすがにその場の雰囲気を考えてしまう。

それに「そこはちょっと違うんじゃないの?」が前提だから、それを質問することにより論破することが目的となってしまいそうな気がしてしまう。

だから質問せずに自分の頭の中で考えて終わることが多いのだが、それなら質問タイムやディスカッションってあまり有意義な時間とも思えないわけだ。

 

話の中でわからなかった事やそれ以上のことを深く聞くための質問タイム?

「そこはちょっと違うんじゃないの?」という意見はやはりするべきではない?

 

勉強会やセミナー、シンポジウムの登壇者は明らかに私より地位や実績、年齢も上なわけであり、こちらは参加者としては学ばせてもらってるような雰囲気だ。

それにより最初から上下関係のようなものが出来上がっている感じもして、学ばせてもらってる参加者は「そこはちょっと違うんじゃないの?」と思っていても雰囲気だけで質問できない。私自身がちょっぴり情けなくもなってしまう。

 

セミナーによっては先生マンセーな参加者も多く、なんだかKYな質問をしてしまうと邪険に扱われてしまうようなことも過去にあった。否定するならじゃあ来るなよ!みたいなw

 

質問の仕方が悪いのか?否定してるつもりでもなく、とくに嫌いとか論破したいとかではないけど、それにしても「そこはちょっと違うんじゃないの?」と思ってしまうから、なぜそうなのか?聞きたいだけである。

そこに何かしらの疑問を感じないほうがおかしいのではないかと、

 

そもそも社会学、政治学、経済学、心理学などは「正確」がないわけだから、色んな意見や質問があって然るべきである。

それをひねくれた野郎だとか素直じゃない奴だとか思われることも多いと感じている。まぁ実際にひねくれてはいるがな、

 

しかしながらテーマがあって、それに合わせた方向性があらかじめ決まってるいるようなら、おとなしく聞いておくだけのほうが吉なのかもしれない。

 

ここ近年、色んな人の話や文章を見聞しているが、地位や実績がある年上の人であっても全てが正しいなんて事はないので、色んな視点も必要だなと思ったのであった。