こんにちわ!香取です。
ニート生活も終わり忙しくなるので、そろそろ毎日ブログはやめますw
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さて、昨日に引き続き物価指数をみてみましょう。
下記グラフをご覧ください。
2010年を100としてその時々の数値を比較計算した表です。
まず4月にいっきに跳ね上がっているのは消費税増税の影響です。
すべての事業所が価格転嫁したとは限らないので、
おおよそ2%分が増税の影響分だと言われています。
その影響分の2%を差し引くと、実質的にまだまだデフレから脱却していません。
しかも強制的な物価上昇になるのでこのままいくとさらにデフレが深刻化するかもしれません。
2008年にリーマンショックによる世界金融危機から、
よりデフレが深刻化し物価が下がり続けていますが、
2013年をみてみると、総合物価指数は上昇していますね!
これは2012年度末に誕生した安倍内閣発足からアベノミクスへの期待インフレのためです。
第一の矢、大胆な金融緩和により円安傾向になり輸入品、原油価格、電気代等が上がったのでしょう。
しかし理美容物価指数はどうでしょう。変わらず物価は低水準です。
2011年の理美容物価指数は100から99.6に下がり、
カット代5000円が、翌年に4980円に物価が下がったということです!
美容師のカットの価値が下がったのです!
腹立ちませんか?w
もちろんそれぞれのサロンとしては下がっていないのですが、
より低価格サロンが増えたといえます。
2012年は99.5にまたもや下がりました。
以降、100を切ったまま99.5を横ばいに推移しているので
美容業界は完全なるデフレであるといえます。
原因は低価格サロンが物価を押し下げているのですが、
これが毎年毎年、99.5の水準が続くとなると、
究極的には全てのサロンがその水準に向かってしまうといえます。
それが価格競争です!
しかし現実的には、
高価格市場内の下層が、中価格市場内の上層に下がる、
中価格市場内の下層が、低価格市場内の上層に下がる、
じわじわと市場の層が下にスライドする形で物価が下がっていくのだと考えます。
もしも価格競争に巻き込まれない市場の層というのがあるのならば、
高価格市場内の上層、中価格市場内の上層、低価格市場内の上層、
を狙っているまたは位置するサロンが強いと考えます。
つまり付加価値サロンということでしょう。
その付加価値サロンの奮闘により、理美容物価指数が横ばいで止まっているかもしれません。
しかしそうなると必ず負け組が出てきてしまう。
私のようにw
そして需要のパイの奪い合いが起こり、
負け組は価格競争に巻き込まれ需要を奪われる。
需要が縮小していき物価が下がる。
物価が下がるとそれ以上のペースで国民の所得が下がる。
所得が下がると低価格をベースにしたほが儲かるということで、
底辺へ突き進む競争、それがデフレーションであります。
それぞれの価格帯でも、付加価値を求めているお客様は必ずいらっしゃいます。
物価の底上げ、つまり美容師の技術の価値を高めるために何か考えていきたいですね(>_<)
まずは低価格サロンで勤務する美容師さん!
ちょっとお金が貯まったら中価格サロンに転職してみてはいかがでしょう。
あなたのカットはそんなに安くないですよ(^-^)