おはようございます。香取です。
美容業界はデフレです。日本経済もまだまだデフレです。
でもそんなデフレマインドではいつまでたってもデフレ脱却ができませんw
貯金などせずガンガン使いまくりましょうw
景気の気は気分の気なのです!
さて、当ブログではデフレをメインに書いており、
低価格サロンを殊更に取り上げておりますが、誤解のないように申し上げれば、
高価格・中価格・低価格のサロンはデフレに関係なくいずれも市場に必要な価格帯です。
低価格サロンのせいでデフレ!ではなく、デフレだから低価格サロンが台頭するのです。
そして問題点は、物価が下がりそれ以上のペースで国民の所得が下がり貧困化する。
そして中間層が空洞化し、低価格帯のシェアが拡大することにより市場規模が縮小することです。
デフレの指標のひとつである消費者物価指数をみてみましょう。
青線は総合物価指数(生鮮食料品を除く)です。
赤線は理美容物価指数で、その時々の数値を比較計算した表です。
平成12年は2000年。デフレの兆候が見られたのは実は平成10年(1998年)くらいであり、
平成13年(2001年)にようやく政府がデフレ宣言をしたというところです。
平成12~18年の総合物価指数は低迷していますが、
理美容業界のこの当時は、ホットペッパーのおかげで、どこのサロンも新規客が簡単に呼び込め、
比較的、景気がよかったのではないでしょうか?
アメリカの不動産バブルによるいわゆる、いざなみ景気の恩恵?もあったかもしれませんが、
当時私は新宿・池袋で勤務していましたが水商売系の方は2週間に1回ペースでご来店していた方が多かったですw
振り返ると激安店が出てきたのは平成18年(2006年)ほどだったと思いますが、
こじつけっぽいですが平成19年に理美容物価が下がっていますw
平成19年(2008年)にリーマンショックによる世界金融危機が起こり、
金融市場が不安定な中で原油を有望な投資対象とする傾向が広がり
平成20年に総合物価指数(コアCPI)が跳ね上がっていますね!
そこから日本経済のデフレがさらに深刻化し現在に至りますが、
理美容の「物価」自体は、比較的景気の波に左右されづらいのではないでしょうか?
景気どうこうよりも、理美容業界の供給過多による低価格化が他業種より深刻であり、
冷静に考えると、我々理美容業界内の事情によるものかもしれません。
ホットペッパーや中古格安美容器具会社、居抜仲介会社などの
合理的サービスにより、ローリスクで出店がチャレンジしやすく、、
さらにカリスマブームで大量に生まれた美容師世代の独立時期だったのかもしれません。
他業種に比べ、供給過多に陥りやすい環境であったと推測できます。
そこでデフレという環境と合わさり価格競争が激化した!?
しかし驚きなのが、総合物価指数に比べ、理美容物価指数はもともと低いですね!
ということは理美容サービスはもともと、すごく高価格サービスではないといえます。
そのような産業がさらなる低価格化していると、もしも日本経済の好景気がやってきたとしたら景気の恩恵は得られづらいというのはこういうことなのです。
好景気を中期的予測をすれば、低価格サロンが負け組となる日がくるかも!?
私はそこを狙っていますwww
中価格サロンを心から応援しています!
この世の誰にも予測不能ではありますが、デフレ経済がこのまま続くとは限らないのです!
とはいえ、やはり美容業者同士で「デフレでトゥギャザー」 している場合ではないのです。
総合物価指数はいわば日本の物価の平均値ですから、
それよりも低くなり続ける理美容物価指数。
我々美容業界は、日本経済の足を引っ張っているともいえますね。
このように考えると、己の産業の市場規模縮小に危機感がでませんか?
あなたのサロンが毎年毎年、売上が下がっていたら危機感もちませんか?
同じことだと思うのですがいかがでしょうか。