香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

香取 正博のブログ

裸で生活してるわけじゃないのに服が売れないなんておかしな話だ!

私は服を作って売るビジネスがしたい。

 
こんなことを何十人にも話してきたが、多くの人にこう言われたよ。
 
 
儲からないよ、売れるわけがない。と
 
 
しかしおかしな話だと思わないか?
 
だってみんな裸で生活しているわけじゃないだろう?
 

 
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服というのは衣食住における生活必需品だ。誰もが絶対に買うし人間が絶対に持っているものだ。それが売れないなんてわけがない。
 
 
我が先進国において服を人生で買ったことがない人なんてあまりいないのではないか?こんな市場がでかい産業はあまりない。充分に金儲けできるチャンスがある。
 
しかしただ私腹を肥やすためだけに金儲けがしたいわけではない。まぁ正直欲はあるが結果として私腹が肥えてしまうことになるだろうw
 
 
私は服を作って売るビジネスがしたい。
 
しかし服というのは広義的すぎて定義が曖昧だ。それによりこれまで話がうまく噛み合わなかったことが多い。そういう意味では私が売りたいのは服ではないのかもしれない。
 
 
まず最初に向かった先は縫製工場だ。縫製工場に行けば服を作ってすぐ販売できると思ったからだ。
 
しかし工場長は無理だという。縫製工場はその名のとおり縫製することしかできない。服を作ってるのではなく縫製してるだけのような感じだ。
 
 
困った私は、知人のアパレル販売員に相談した。しかしよく分からないという。なぜならばアパレル販売員はその名のとおり販売することしかできない。服が好きで販売しているだけのような感じだ。
 
 
では服を作って売りたい私はどうしたらいいのか?どうやら生地とデザイン、パターン・型紙などをそれぞれ用意しなければならないという。
 
これらを一括にまとまったのがOEM・ODM会社といったところだろうか。
 
 
しかし私のやりたいことは、工場を買収して服を作って売りたい。だから他社に丸投げなんてしたくなかった。
 
 
そして次に何とか紹介していただいた生地屋に相談したが、やはり生地屋の多くはその名のとおり生地の卸売業でしかない。服を作ってるわけではなさそうだ。
 
 
そして次になんとか知り合ったファッションデザイナー数名にも相談したことがあるが、どうやら私の作りたい服はやりたくなさそうな感触であった。
 
彼らを責める気はさらさらないが、ファッションデザイナーなのに何でやりたくない服があるのだろうと正直、不思議に思った。
 
そして服にはパターン・型紙が必要のようだから、依頼できないかと尋ねたが、デザイナーはデザインしかできない人も多いという。服を作ってるのは誰なのかと、私はよくわからなくなってきた。
 
 
そこで情報を見聞していくうちに、繊維アパレル業界というのはほぼ分業制であることを知った。
 
分業制なので、それぞれの分野の範囲内しかわからない人も少なくない。そして良い悪いは別として、服に対する方向性がそれぞれ全く違うのである。何と不思議でめんどくさい業界だなと率直に感じてしまったw
 
 
ざっくりといえば、原料→販売まで多くの業者が分業となっているのが繊維アパレル業界だ。
 
しかしこれは面倒くさい構造ともいえるかもしれないが、逆にいえばこれだけ多くの人々が関わる産業はすごいとも言える。
 
 
ただなんでみんなで作った服をみんなで買わないのだろうか?不思議に思うのは私だけだろうか?
 
私の服の定義は、どうやら生活必需品としての衣料品のようだ。
 
 
中間業者を中抜きにして排除するとかではなく、みんなで一緒に金儲けしようぜ!というのが理想的だw
 
 
それを岩手県久慈市でできたらいいななんて考えています。