こんにちわ香取です。
ビジネスや起業時において、よく経営資源の三要素と言われている「ヒト・モノ・カネ」というものがある。
そして昨今では第四の要素として「コト」とも言われている。
さらに「トキ」とか「チエ」とか唱える人もいるが、まぁ要素として全部ほしいところではあるが定義付けや言葉遊びはここではしないw
しかしこれらはいずれも生産者目線であり事業者による一方的な主観に過ぎないとも考えてしまった。さらに近年は情報社会だ。
そこで私なりに消費者目線から「ヒト・モノ・カネ・コト」について考えてみたい。
しかしただの消費者だと思うな。
ひねくれた消費者からの目線であるw
「モノ」
まずは「モノ」から。消費者にとって「モノ」とはなんだろう。機能性や実用性、効果性そして素材などのスペックだろう。
さらにデザイン性なども挙げられる。
モノによっては安心・安全もあるだろう。
だがいくら機能性が良かろうがデザイン性がダサかったり気に入らなかったら買わない。そしてモノによっては○国製というだけで買わない人もいるだろう。
ただ絶対的に言えることは多くの消費者にとって高スペックが良いにきまっている。
しかし高スペックとなるともちろん「カネ」とのバランスを消費者は考える。
とはいえ昨今では最低限のそこそこのスペックは保証されている。安かろう悪かろうなお粗末なモノを探すほうが難しいくらいだ。スペックだけではもはや選ばない。
「カネ」
現在では超高スペックか高スペックかくらいの違いしかないだろう。
ただ「カネ」については所得が一番関係している。
よくモノが大量に溢れているから人々はモノが欲しくないんだとも言われるがそんなことはない。所得が向上する循環に乗れた時、多くの人は本当はもっと超高スペックのモノ、もっと欲しいモノを買いたいはずである。長期デフレ不況により自然に我慢しているのだ。現に家計消費支出は下がっている。
しかし同じモノ・同じようなモノであれば、よほどの欲しいモノでない限り敢えて高いモノを買おうという人は少ない。ここについてはデフレ不況とは関係がない。
ただ所得が下がり多くの人が貧困化しているのは紛れもない現実である。
そうなれば消費者利益が優先され低価格化することにより均一化・均質化する。
よって安いから買うという理由はすでに当たり前なのである。
ただ逆に言えば「安いから買ってる」とも言える。
「コト」
「コト」については、その商品・サービスの背景や物語、いわゆる「お金じゃ買えない価値」というものだろう。
ものづくり等の背景を売りにして「物語」を提唱し演出家による商法とも考えられる。ただ「コト」があっても、元々いらないものはいらないし高価格帯ならなおさらである。
「お金じゃ買えない価値」と言うが、いくら素晴らしい物語や背景があって共感できたとしても、カネそのものがなかったら買えないのである。
購買意欲があっても購買能力がなかったら「コト」だけでは買う理由にはならない。
「モノ」から「コト」へと移り変わるとも言われているがこれらもすでに当たり前となっている。
「ヒト」
良いモノを買いたいのは当たり前で、商品・サービスの背景や物語が素晴らしくても、もはや世の中には良いモノしかない。さらに同じようなものであれば安いほうを買う。結局どこで買っても変わらないのだ。
だがここで逆に問いたい。
あなたから買う理由はなんだろう?
私は少しひねくれているのでまだよくわからないw