こんにちは。久慈のセフレと連絡が取れなくなってしまった香取です。
そんな久慈市といえば岩手県北にあるNHKドラマあまちゃんで有名となった町だ。じぇじぇじぇ!でお馴染みである。
そしてこの久慈地域は、国内屈指の「縫製の町」とも謳っており、実際に20社ほどの縫製工場が集積した地域でもある。
2016年春、私はそこに目をつけアパレルブランド9o'clockを勃ち上げた。
ブランド名の由来は、久慈=9時=9o'clockと覚えやすく親しみやすさを持たせたかったからだ。
アパレル業でいっちょ金儲けしたい。
ユニクロの柳井氏のように一山当てたい。
純粋にアパレルドリームを掴みたいと思い私は東京から「縫製の町」久慈市に移住したのだ。
当時は地方創生が全国的ブームで、地域ブランドとか地方移住、ローカルベンチャーなどがピークだったと記憶している。
乗るしかない!このビッグウェーブに!ということで私はこの波に乗ったわけである。
どうやったら服が飛ぶように売れるのか?
アパレル素人の私も馬鹿ではない。ただ服をつくってネット販売すれば売れるだなんて安易には考えない。
ブランド背景の必要性や震災後のエシカルマーケット、ランチェスター戦略など色々と考えた。
・縫製の町からの局地戦
・SNSを活用した遠隔戦
・商品1点集中戦略
・地方移住&起業でプロモーション
・オーダーメイドで差別化
などなどそれなりのビジネス戦略を立てた。
新聞掲載やテレビ出演と地域プロモーションまでうまくいった。Yahoo!ニュースにも転載され、あのLUMINEやニューヨークのショップまで販路も広げた。自社通販サイトも月間1万UU以上が訪問するようになった。
ここでいっきに1撃10,000枚を売り逃げ🏃
売上4,000万円!
フハハハハ!
のはずだったが世の中そんなに甘くはないw
やってはみたものの、せいぜい5,000枚弱で逃げ切れず…w
そして長くは続かん!
これが仮にうまいバームクーヘンとかだったらリピーターで回せるがTシャツってあんま消費・消耗しないからなwそもそも論。
だからアパレルで生涯メシ食っていくって過酷だよな。厳しくてむごいわ。かなりの水商売。
だからアパレルという糸へん業界には、ゼクシィの広告になるような人達で溢れているのかな・・・
さらにパーカーもやってみたけどリピーターにすら10%くらいしか売れないわけさw
売れ続けなければ食べていけない。このままではユウスケ38歳の二の舞になる。
Tシャツがそこそこ売れた理由がブランド背景云々が伝わったからだとしても、商品ベネフィットが無いもん。だって服だぜ?w
しいていうなら国産とかカッコいいとかその辺の薄っぺらいアパレルブランドと同類だよ。
事業計画自体もお粗末で一過性なモデルだったと思う。
もちろんその先のビジョンもあって、縫製の町から始まるインダストリー4.0!というマスカスタマイジェーションなんて見据えてたけど、ちょうどオーダーメイドが業界トレンドになっちゃって、ZOZO前澤氏が盛大にスベったからこれまた一過性のブームで終わりそう。アパレルのトレンドってドリフかよ!
まぁまだ諦めてはいないが、個人でできる新規開拓toBもtoCも天井がみえたのでこれ以上のTシャツの増産はこわい。
だから受注型オーダーTにシフトしたわけだが、これならキャッシュは減らないし負けない戦い方だからひとまずこれで様子みてみようと思う。
なので残りのキャッシュはブランド横展開のヘアサロンへ投資!
Tシャツ増産より吉だろ(・∀・)
服を売るのはなにも服屋じゃなくていい。
服はいつでも簡単に作れる仕組みはできたから今後また新たな戦略を立てていこうと思う。
コラボりたい方連絡ください。
アパレル業の独身の方はゼクシィ縁結びへどうぞ~