香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

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“岩手”といえば何?いっぱいあってよくわからんから絞ったほうがいいんじゃないかという話

岩手に移住してから2年半が経つが、なかなか楽しんではいるのだが、これぞ岩手!って何だろうとふと思った。

 

最初の岩手のイメージはというと…

正直とくに何もなくw東北の山奥というふわっとした感じでした。岩手と秋田はどっちが太平洋側か分からないくらいw

でも東北の人からしても九州地方の県の位置なんて分からないでしょう?縁のない地方はそんな感覚。

だから岩手は東日本大震災から注視するようになったといえる。

 

しかし実際に久慈市、盛岡市と住んでみて改めて思うと、これぞ岩手!っての何なのでしょう?

 

例えば、

青森県は「りんご」「ねぶた」というイメージがある。

宮城県は「牛タン」「伊達政宗」「楽天イーグルス」というイメージがある。

秋田県は「なまはげ」  だけかなw

山形県は「さくらんぼ」  だけかなw

福島県は「ハワイアンズ」  だけかなw

 

しかし岩手はというと、そういえば象徴的なものがあまりないなと。しいて言えば私世代で「菊池雄星」か「小沢一郎」って感じ。関東出身者からしたらそのぐらいしかわからなかった。

怒られるかもしれないが、とはいえ大衆は無知ともいえるのでこの程度だと認識した上でPRしたほうがいいかなと。

 

ちなみに地元の千葉県は「落花生」「ディズニー」「成田空港」「ジェフ市原」「千葉ロッテ」とあるが、東京のベッドタウンとして地政学的にも努力しなくていいのかもw

 

岩手は震災以降、各市町村それぞれで“町おこし”がすごく気概を感じるし素晴らしいと思いました。それぞれの名産を市外や県外にPRしてる。

しかし!

岩手外から見たら「岩手」と一括で捉えてみてるんです。つまり市町村バラバラだからオール岩手としては県外では伝わりにくい。

地酒やワイン、野菜や海産物、縫製やら何でもアリやん!岩手とは一体何がウリなのさ?

自然の豊かさや人の暖かさはどこの田舎も一緒!そりゃ日本だもの当たり前だろ!で?これぞ岩手!は何なのさw

 

岩手の岩手による岩手のためのPRなら市町村レベルでのPRは競争も起きて相乗効果も期待できそう。県人会マーケティングもうまくいくでしょう。

しかし首都圏や全国のマスへ発信するなら、これぞ岩手!とせめて数個に絞ったほうがいいと思うのだ。ごちゃごちゃしててようわからんわw

資源が豊富なのは良いことなのだが、これは逆にデメリットでもある。絞るにしろ合意形成も難儀しそう。

 

なので私の独断と偏見で絞りこむなら、

 

・三陸海鮮のブランド化

・前沢牛のリブランディング

・ILC(国際リニアコライダー)

 

この3つを集中的に「これぞ岩手!」と全国発信する!乗るしかない!このビッグウェーブに!

そしてこれらに付随するように、地酒や野菜、南部鉄器、“あまちゃん”などをうまく活用する。

あくまでも全国に向けたプロモーションだが、それにより

“岩手といえば三陸ブランド”

”岩手といえば前沢牛“

“岩手といえばILC”

とイメージを訴求させる。

 

だって岩手といえばなぁに?良いものがありすぎてよくわからんw

もちろん一企業、一ブランドごとに全国に打って出るべきであるが、少なくとも行政を交え「岩手」としてPRするならいくつか絞ったほうがいいのではないか?

その他候補があれば教えてくださいな( ͡° ͜ʖ ͡° )

 

 

孤高の1本桜と岩手山


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