香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

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平成30年3月の久慈市長選挙のひとつの焦点について

先日、新たな立候補者が現れ、現職市長と県議会議員の一騎討ちの構図となりました。

 

そこでひとつの焦点として「財政再建」がありますが、おいらはこれを公約に掲げる政治家を支持しません。

 

まず財政再建を訴える人は必ずといっていいほど夕張市やギリシャの例を持ち出します。

しかしこれらがなぜ財政破綻したか本質を知っていれば例にも挙げられません。つまり夕張、ギリシャを持ち出すのは財政悪化を煽る悪質な印象操作です。

 

そもそも財政再建の定義って何でしょうか?

 

おそらく財政再建を訴える人の多くは、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化だと思うのですが、これは歳入と歳出を均衡して黒字化を目指そうということですね。

 

しかし日本政府もそうなのですがこれがそもそもの間違いなのです。

 

財政再建の手段は3つあって、

 

・プライマリーバランス黒字化
・国債金利低下
・負債残高対GDP比率

 

です。

 

で、IMFは「債務比率の減少」すなわち負債残高対GDP比率の低下を財政再建の定義としてます

 

と考えると、家計簿的に歳入歳出だけをみて財政再建を唱えるのは正しくないんです。

 

なので定義を負債残高対GDP比率とすると、GDP拡大でも財政健全化ができます。

 

売上拡大を計らずに借金返済のみに躍起になる企業経営者なら経営者失格です。

 

じゃあGDP(市内総生産)拡大とは?

 

と考えると、批判される定義不明のバラマキ政治が手段のひとつです。使ったカネはこの世から消えるのですか?いえ必ず誰かの所得になります。そして財政支出として確実にGDPに計上されます。

 

なので歳出削減による財政再建と、家計簿に例えるバラマキ政治という批判は的外れなのです。

 

久慈市の過去の、負債残高と市内総生産を見てグラフを作らないとわからないんですが、少なくとも市内総生産は拡大しているから久慈市に財政悪化の懸念は無いとみてます。

 

なので仮においらが市長選に出るならこのあたりをチクチクいきたいと思います(2万%出ないけどw)

 

しかし首長の役目は、財政健全化ではありません。市民を豊かにすること!とおいらは考えます。

 

では「豊か」の定義とは?

定義定義と面倒くさいかもですが、定義なくしては建設的な議論はできません。

 

いち久慈市民として有意義な議論になることを心から祈念したいと思います( ͡° ͜ʖ ͡° )

 

そんな天皇誕生日おめでとうございます\(^-^)/

 

 

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