ここ最近は決算のための経理や、裁判の答弁書作成、資料集めなど事務作業が多く引き籠っていたので、BGMがわりに海外ドラマを流し見していた。
今更ながら24-TWENTY FOUR- をHuluでつけっぱにしながら作業をしていた。
ぼくは連邦捜査官のジャックバウアー。巻き込んでしまったことを本当にすまないと思っている(笑)
ぼくは基本的に映画やドラマは全く観ないので、観たとしても登場人物やその演技やアクション、セリフなどもそこまで気にして観ないので、ストーリーの大枠が分かればそれでいいのだ。
24-TWENTY FOUR-はテロリストとの戦い、テロを阻止するストーリーであるが、観ているとテロリストの動機が少し気になってしまった。何だかテロリストの気持ちも少しわかるわーって感じでねw
というのもテロリストは過去に愛国者だった人間が多かった。祖国のために命を捧げる国士といっても過言ではない。
しかし祖国のために命を捧げたにも関わらず、政治そして世界は、我々の大義とは別の方向へ進んでしまうことがある。これまで戦ってきた意義は一体何だったのか?
祖国のため、大義のもとに崇高な軍務を遂行するその手段がテロ行為ということなのだろう。
もちろん無差別なテロ行為は糾弾されるべきだが、
日本の政治をはじめ地域や会社などにおいても、大義とまでは言えないエゴによるちっぽけなテロ行為みたいな妬み、僻み、嫉みなどもあるのではないか?
だから大義や信念というのは独善的でもあり、強すぎるその思いは時に危険分子となり得るのではないか。
例えばぼくは日本経済の完全なるデフレ脱却を熱望しているけど、そのためには20兆円規模の積極財政をして有効需要の喚起をするべきだと思っている。
しかし嘘の財政破綻論や馬鹿げたPB黒字化計画、まやかしの「国の借金」を盲信した人々が多く、それによる世論の圧力から緊縮財政を行い続け20年もデフレ不況から脱却できないでいる。
そこでもしもぼくが24-TWENTY FOUR-の住人であったら、日本経済のデフレ脱却を大義とし祖国のためにテロリストと化してしまうかもしれない(笑)
いや何も無差別殺戮をするわけではないし人は一人も殺さない。だって人手不足問題がある我が国の虎の子である労働力を減らしてどうする。それこそ不況から脱却できない。
テロ行為するのは日本各地にある老朽化した道路や橋、トンネルなどのインフラだ。これを人がいない時にC4爆弾でドカーンと爆破する。24の観過ぎだろ!
これにより一時的に経済活動が低下するが、インフレギャップが生まれ人々は生産性向上を模索するだろう。
そうすれば日本政府は嫌でも建設国債を発行し機動的な財政出動をおこなわざるを得ない。
10年後の我が国は、建設後50年以上も経過した老朽化したインフラが50%近くにもなるんだ。だから需要不足のデフレである今のうちに爆破して需要を起こしさっさと建て直す。
国土強靭化基本計画を軸に中長期的な予算コミットをすれば民間企業もそれに合わせ投資計画をする。
そして民間企業は400兆円超の内部留保を吐き出し、さらに超低金利から銀行借入も増え、投資・消費が果敢に行われるだろう。
そこからインフレ率も上昇し人手不足を補う生産性向上から実質賃金が上昇し、真のアベノミクス成功!そしてデフレ脱却となるだろう。
つまり老朽インフラ連続爆破計画は、 経済学者ジョン・メイナード・ケインズの言う「穴を掘って埋める需要創出」そのものなのだ。
またこれらのテロ行為を実行するのはぼくじゃない。大義だけはご立派の愛国心のあるネトウヨ達をホームグロウン・テロリストとして殉教者にする。誰一人死なないけどねw
これ誰か映画化しよう(笑)
ほらね、大義や信念というのは時に危険となり得るんだよ。
しかしながら我が日本国は如何なるテロ、そして自然災害にも屈しない!
中二病のネトウヨが24-TWENTY FOUR-を観たあとの感想は以上だ。
巻き込んでしまった事を本当にすまないと思っている(笑)