香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

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【読売新聞】久慈市のアパレル会社「ナインオクロック」社長

 

2016年(平成28年)11月1日火曜日

読売新聞にナインオクロックおよび代表の香取が掲載いただけました

 

 

 

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メディア実績、記録にために以下転載します

 

 

 

 

< いまこの人 >

 

 

久慈市のアパレル会社「ナインオクロック」社長

 

 

千葉県の出身で、東京から縁のない久慈市に移住し、アパレル会社「ナインオクロック」を設立した。英語で「9時」を指し、久慈とかけている。地域発の商品であることをアピールし、愛媛県の「今治タオル」や宮城県の「気仙沼ニッティング」のようなブランド化が目標だ。

 

もともとは美容師で、18歳から東京で働いた。25歳で独立し、都内に2店舗の美容室を構える経営者となったが、どこか満たされないものを感じていた。30歳を迎えた2年前、「失敗してもやり直せる年齢。本当にやりたいことに挑戦してみたい」と思い切って美容室を売却した。

 

アパレル業界を選んだのは、消費者は衣食住のうち、食品にはこだわる一方、衣服については、まず「価格ありき」という発想があることに疑問を感じていたからだ。そこで「そうした考えを変えたい」と、国内生産にこだわった衣料の販売を目指すことにした。

 

インターネットで調べると、大手ブランドから縫製を委託される工場が多いなど、久慈が「縫製の街」だと知った。いわて産業振興センター(盛岡市)が主催する縫製工場との商談会に参加すると、久慈の工場が協力を快諾してくれた。本格的にファッションを学んだことがないと伝えると、センターが紹介してくれた糸屋がデザイナーに引き合わせてくれた。すっかり岩手に魅せられてしまった。

 

 

「縫製の街」発こだわりの逸品

 

 

事業のめどが付くと、まずは流行に左右されにくい無地の半袖Tシャツの販売に取り組もうと考え、5月に久慈に引っ越した。美容師時代、客から「安い服をよく買うが、すぐによれよれになってしまう」という声を聞き、なめらかな手触りと丁寧な縫い目の綿100%のTシャツを作った。

 

6月にネット販売を始めると評判を呼び、首都圏から注文やリピーターが相次いだ。10月からは長袖のTシャツも発売し、これからも品数を増やしていくつもりだ。

 

8月に台風10号の豪雨災害に遭い、市内の商店街などで泥かきのボランティアを経験した。「被災地の商品という情緒的な売り出し方はしたくないが、それが地域の発展にもつながれば」と思っている。(菅原智)

 

 

 

香取正博 かとり・まさひろ

1984年千葉県出身。東京・池袋や新宿で美容室を経営した後、今年7月に久慈市にアパレル会社「ナインオクロック」を設立。商品の問い合わせは、同社(0194-75-3665)へ。

 

『愛犬と暮らしています。車生活になり、運動不足解消のため、散歩が欠かせません』(久慈市で)

 

 

 

 

 

 

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