こんにちわ。
「体験」を売るな、「モノ」を売れ!でお馴染みのTシャツコンサルタントの香取マサヒロです。
僕が10年以上前から提唱している、「体験」ではなく「モノ」を売る視点のマーケティング手法のことです。スペックはとことん語れ!スペック勝負のマーケティングなので通称「スペクマ」とも呼ばれています。
僕は至高の国産Tシャツという「モノ」を売っています。
あっ!ブログタイトルと冒頭部分は釣りですwお疲れさまです。
長袖Tシャツがリリースしたのでご報告させていただきます。かなり評判が良いですよ、思いのほか肌触りがいいと、無地Tシャツ1枚でもそう感じてもらうことは可能なんだと、僕もとっても嬉しいです。
さて、一般的にはプロダクトアウトともいわれるのでしょうか、しかし僕は思うんです。近年、プロダクトアウトよりマーケットイン!みたいな風潮が少しあるけど、必ずしもそうじゃないだろうと、色んな視点が必要です。
とくにアパレル業界においては「顧客が望むものを作る」そして「売れるものだけを作り、提供する」というマーケットインから同質化・均質化してる傾向があるのではないかとも感じるのです。
それは「モノ」を売ってるから?
ではなく「体験」を売れって?
毎日、色々と考えています。
至高の国産Tシャツを売っている僕ですが、例えば、カンボジアから1ドルで仕入れたTシャツを1万円という価格に設定して「体験」を売る視点でこのTシャツを販売したらお客さんはどう感じるでしょうか?
仮に売れたらビジネスとしては成功なのでしょうが、1ドルのTシャツって途上国がいくら物価が安いからといってもスペックはたかが知れています。もちろんそこそこに普通なTシャツだとは思いますが、本来であればもっと良いモノは提供できますよね?
極端な例でしたが、前提は「良い商品」ということなのですがこの「良さ」というレベルは人それぞれです。
だから売る側としては「最低限のスペック」ではなく、常に最高のより良いモノを追求し続け、お客さんに提案するべきとも思うのです。
1から製造している僕にとってはやはり現段階における最高のモノを作り、提案し売りたいと考えるのです。たかがベーシックの衣料品でも。まだまだ道半ばですが。
とはいえ「良いモノをつくれば売れる」とは思っていません。
商品を手にすることによりお客さんはどのようなベネフィットがあるのか?購入後のその先、ここを提案できれば良いんですよね、
ここからがやっと「体験」といったところでしょうか。しかしTシャツを通して「その先」を与えられるのか?今でもずっと考えています。
いくら至高のTシャツとはいえ、好みや体型が千差万別なので全ての人にストライクはなかなか厳しいです。かといって人類すべてのサイズ展開なんてできませんし、だからターゲットを絞れともいうのでしょう。
無地Tシャツ1本勝負して感じたことは、ファッショニスタはもちろん、普段ファッションにそこまで興味がない人、または最低限で充分!と考えている人でも、おもしろいことにベーシックTシャツ1枚でも結構こだわりがある人が多いんですねぇ~!
先ほど言った、好みや体型は千差万別。なので僕はベーシック衣料において「そこ」を解決したいなと考えています。
Tシャツ購入後のベネフィットや体験を売るにはまだまだ時間がかかりそうです。しかしながらそれまでも、その先も、より良い「モノ」をつくって売っていきたいと思ったのであります。
だって仲良しというだけで微妙な商品を紹介されても困るでしょう。僕もそうならないように頑張ろうと思います。
ひとまず長袖Tシャツ売れ行きいいですw買ってくれた人が満足してくれるかは気になるところであります。なのでまだまだやれることはありそうです。