先月のナインオクロックがスタートした時に、マスコミ各社にプレスリリースを送付した。
プレスリリースはマスコミ各社にメールかFAXすることにより無料で簡単に誰でもできる。
聞くところによると、マスコミも基本的には常にネタを探しているというので、こちらから知ってもらうためにもプレスリリース送付はそれなりに有効だという。まずは知ってもらわなければ存在していないのと同義である。
しかし多くの情報が集まる場所だから送付しても気付かれない可能性が高いようだ。だから記者など知り合いがいると強いともいう。
ただ大手会社が新商品発表などはすぐに取り上げられるだろうが、無名の会社やブランドではよほどの革新的技術・商品以外では取り上げてもらうのはなかなか難しいだろう。
そこで情報としてもそれなりの話題性、ストーリー性が必要となる。
「国産Tシャツブランドがスタート」だけでは全く何の面白みもない。
もしもこれが有名企業や有名人だったら話題性があるかもしれないが、どこにでもいる一般人32歳独身ニートがブランドをスタートしたところで何の情報にもなりやしない。
あっニートといっても9ヶ月くらいだし新のニートからしたら馬鹿にされてると思うだろう。
しかしここで逆説的に考えれば、「10年以上のニートが〇〇をする」というだけで話題性が少しでてこないか?短所は長所となり得るリソースをニートは持っているとも考えられる!
もしも何かで成功した時にも、「過去10年以上ニートが」というストーリーは面白い!前向きにいこうじゃまいかw
私で言えば、「前職ではデフレに苦しめられ市場から淘汰された」ということで、もしもナインオクロックが成功したら、「デフレに打ち勝った!」とネタにできるわけであるw
短所こそ話題性をつくりやすい最大の武器だwそこでプレスリリースにも「デフレ」というキーワードを織り込んでもらった。
話題性、ストーリー性として、そして事業としての強みは何だろう?
「アパレル素人」が「元美容師」がブランドをスタート!だけでは、だから何?ということになる。
そこで私は「国産」「縫製の街」「移住」「地方発」というキーワードを付け加えたのだが、そのために移住したといっても過言ではないw
しかしこれらを客観的に文章にまとめるというのは自分ではなかなか難儀なものである。
プレスリリース作成や送付のコツなどネットで調べればでてくるが、私は今回、繊維アパレル業界なのでその業界に詳しい人にきちんとしたプレスリリースを作成してもらいたかったので、南充浩氏にご依頼をした。
こちらが伝えたいことを箇条書きにしてヒアリングしてもらいました。
誰に、何を伝えたいか?
前述したキーワードを全て織り込んでもらってプレスリリースを作成してもらった。
そこで今回取り上げてくれたのは、
・繊研新聞
・デーリー東北
・岩手日報
でした。
一応、ファッションメディア、美容メディアにもプレスリリース送付をしてみたが、ここには伝わらなかった。
しかし考えてみると「移住」とか「縫製の町」とか「国産」なんてファッションや美容には直接的に関係の無いことだ。これが伝わるはずもない。
つまり、誰に、何を伝えたいかで全く表現方法が変わるということだろう。さっき例にした「ニート」においても直接的に関係の無いものには伝わらないw
ナインオクロックは誰に、何を伝えたいのか?
まだ模索中ではあるが、少なくともまずは岩手県の多くの方にMADE IN KUJIを知ってもらいたい。
そしていずれは全国へ!MADE IN JAPANだ!
あっ世界にはいかないよw
反グローバリズムだしw
なによりそこは我らがユニクロさんに頑張ってもらいたいw
ではこれをどうやって伝えていくか?
そのひとつがこのブログだったりします。
もう話題性がネタ切れとなればつまらんブランドで自然淘汰されるのが目に見えているw伝え続けないと存在しないのと同じになるから、
何か仕掛けねばw攻撃が最大の防御!