今日はあれから5年も経つ日である。
なのでそれに関連したことがあらゆるメディアで取り扱われているから多くの人が何かしら感じるものはあるだろう。
私が綺麗事を言うまでもないが、少し違った視点で書いてみようか。
しかし千葉東京にずっと住んでいた私は、あの時何してたのかとか、そんな程度の話しかしないだろうしできないないだろう。
そういえば当時は仙台に親戚がいて無事が確認できたが、それまで長いこと連絡をとっていなかった。母親の弟家族だが付き合いがないと疎遠になってしまう。それを機に存在を強く意識したことを思いだした。
そういう意味では当時をきっかけに何かしらのリレーションを感じた人も多いだろう。それは知人、血縁、同胞など。絆とか言いたくないから横文字にしてみたw
しかしあれからもう5年も経つとは早いものである。
以前にも書いたが、当時は自営業で消耗戦をしていた私は自分のことで精一杯であったよ、何か思うことがあったとしてもどうすることもできないような状況でもあった。
輪番停電などで電車も止まり数日間、客数が減少し売上も減少した。都内とはいえ商売をやっていた人、従業員や在庫を持ってる人は、本音を言えばそれどころではなかった人も少なくなかったのではないだろうか。
しかもそんなことはなかなか言えないものである。未曾有の事態に自分のことしか考えてないのか!とも思われしまうだろう。
しかし、まさに貧すれば鈍するとならざるを得ない、長年のデフレ不況はこういった負け組を量産してしまう現実がある。
そういう意味でも決して他人事ではないといえるし、いち早くの復興とデフレ脱却を願うばかりであった。
なにより震災後とデフレ後は人災の影響が極めて高い。
この国はみんなで、復興よりも財源の話を優先した。6月ぐらいから財源の議論から始まった。
普通は震災なんか起きたら外国に借金してでもすぐに国民を救うはずだろう。そのくせ頑張れ東北!と綺麗事をいう。
はっきり言ってこの国に財源の問題なんて全く無い。じゃ増税するなと?そう、増税なんてする必要がない。
財政破綻論やプライマリーバランス黒字化が如何に間違っていることか、それだけは知っていてほしいものである。
人のために金を使うことの何がいけないのだろうか?
もちろん不正などは糾弾するべきだが、それでもムダ使いとかバラマキとか既得権益などと足の引っ張り合いをしていても仕方が無いだろう。復興とデフレ脱却は喫緊の課題ではなかったのか?
しかしながら私も支援や活動を何をしたわけではないが、個人レベルでは旅行などで金を使うというのも支援的なものになるだろう。
前職のパソナがきっかけで東北関連にほんの少しだけ触れることができたが、あれから6回以上岩手県にいっている。
もしも今年旅行を計画しているのならぜひ東北へ行ってみてはいかがだろうか?
去年4月に釜石で撮った三陸の海
