香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

香取 正博のブログ

生産性と合理性を追い求めるけど、お客様の喜びは私たちの幸せ(笑)

今日も日曜日だな。
 
 
先週は土日は暇だなんてブログを書き、早くも1週間が経ったが、月日というものは何もしなくても過ぎ去っていくものよ、
 
今日はもう18時だ。私は一体何をしていたのかと思うこともある。
 
 
毎日が充実感に溢れ素晴らしい有意義な「時」を過ごしている人はどれぐらいいるのだろうか?
 
そういう人にひとつ質問をしてみたい。
家で一人で缶ビールを飲みながら丸一日過ごすことはあるのかと?
 
 
前職の私は、比較的休みも少なく労働時間も長いというのが普通であった。ずっとそんな生活をしていたので特に苦ではなかったので、逆に休日があり過ぎると困ってしまうほどである。
 
 

ただ今思えば、前職では本当に消耗していたなと感じている。友達もいなければ趣味もないので仕事以外やることがない。もしもその仕事内容が大好きだったら幸せなのかもしれないが、これといって好きではなかったので淡々と仕事をしているだけであった。

 
しかし「働く」ことに関しては苦ではない。
とはいえ今は無職だがなw
 
 
そんな中、休日もだいたい月1~4日ほど適当に暇な日に休んでいたが、消耗しながら生産性が悪いなと思ってしまっていた。
 
なにももっと休みがほしいわけではなかったが、例えば月8日以上、年間にして120日間以上の休日がありながら、今よりも「所得が同じ」というのが理想的なのは誰もが思うだろう。
 
 
東京都の平均年収は約640万円と言われている。仮にも私は元経営者であったのでこれ以上を稼いでいた時期もあったが、仮に年収が640万円だとしたら会社員との労働時間を比較すると生産性がどちらが高いのかは明らかである。
 
 
当時は経営者とはいえ現場にも出ていたので、休みまくればその分売上は下がっていただろう。まぁそもそも経営者として現場の従業員だけで回せる仕組みを作れなかったのもどうかと思うがw
 
もちろん美容業でも生産性高くしっかりと稼がれてる方はいらっしゃる。今言ったのは前職の私と会社員の私を比較した話である。
 
なので私は前職に戻るくらいなら会社員として生きていくほうがいい。
 
 
生産性が悪いまま楽しくない仕事を一生続けていくというのは本当に嫌であった。
 
 
では生産性を上げれば、楽しくない仕事でも儲かればいいということになる。
 
では生産性を上げるには売上を上げることだが、客数を増やすか、客単価を上げるかのどちらかになる。
 
 
 
ほら、
 
 
客数を増やすとか、客単価を上げるとか、
 
 
客としてそんなお店に行きたいか?
 
 
 
例えば人気なお店が、客数を増やすため、客単価アップのために新メニューを入れるわけではない。
 
いつも来てくれるお客が喜んでくれるために、良いものを提供したいとお客のために新メニューを入れていることだろう。
 
 
結果として、客数が増え、客単価が上がり、売上が上がるのではないか、
 
 
そう思った時に、前職の私は、お客が喜んでくれることを心から提供できるのか?と考えるととても自信がない。なにせ自分が楽しくもなく好きでもないものだから伝えることができないからだ。
 
 
ともなれば、手っ取り早く簡単な手法として、クーポン等の値引きでお客をおびき寄せ、単価が上がりやすいメニューを勧める。
 
今や悪いもんなんて無いに等しいのだから、そこそこ無難にお客は満足し売上は作れてしまう。コスト削減により利益率も上げられる。
 
 
ここまで生産性と合理性を追い求める、心ない売上至上主義的な経営はしてはいなかったと思うが、やっていることは同等であったといえるかもしれない。
 
 
「お客様の喜びは私たちの幸せです!」なんて毎朝朝礼で叫ばされた職場もあったが、心からそう思っている人はどれほどいるのだろうか、少なくとも私は心から思っていなかっただろう。

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ただ花畑思考だけで経営できるあまい世界でもない。とくに現在のデフレ不況ならなおさらだ。
 
 
そんなようなことを自問自答しながら過ごしているサンデーであった。