おはようございます。
先日、久しぶりに新宿へ行った香取です。
新宿は8年くらい住んでいたのだが、一度離れて来てみるとものすごい人混みで改めて都会的と感じた。
ご存じかもしれないが新宿ターミナル駅は、一日平均乗降者数は約335万人と、世界一多い駅でありギネス認定されている。
こんなような商業地域でビジネスができれば多くの人々を呼びやすく集客もしやすいと思うが、現実は必ずしもそんなことはない。
買うか買わないかはまた別の話でもあるし、路面店はまず空くことがないし、空いたとしても相当な資金が必要になる。
新宿駅の店舗賃料の平均坪単価は約27000円といわれている。最高坪単価は86000円ほどにもなる。
さらに保証金がべらぼうに高い。
ちなみに私のサロンの新宿店は保証金が1000万円であった。もちろん交渉して半額になったがそれでも高額である。
10階建ビルの6階に入っていたが20坪ほどで賃料54万円であった。池袋店が比較的安かったので2店舗足して割れば経営的には問題ないと判断した。
本当はもう少し賃料が低いビルがよかったが新宿は好立地が中々空かないのと、良い場所には大体すでにサロンが入居している。
良いビルもあったが歌舞伎町のど真ん中で1階が「無料案内所」であったりと、お客さんをそのビルを出入りさせるわけにはいかない(笑)
運良く新宿三丁目駅徒歩10秒が空いたのでそこに決めたのであります。
そのビルの近くにバーバリーがオープンしていました。

バーバリーの向かいはルイヴィトンも2年前にオープン。
その向かいが新宿伊勢丹である。

もう一つの角にUFJ銀行があるが、その奥にFOREVER21が見える

これが建ち並ぶ、明治通りと新宿通りの交差点から徒歩5秒のビルに私のサロンがあった。
こんな好立地とは言え必ずしも商売が上手くいくとは限らない。
現に私は淘汰されてしまったわけであるw
もちろんリピート客からしたら高アクセスで便利だろうが、新規客からしたら高アクセスが第一条件で来ようとはあまり思わないだろう。
つまり好立地というのは、自店の特徴を踏まえた上で立地特性などをきちんと見定めた上で、その立地に則した店舗プランが重要であります。
昨今のヘアサロンで言えば都内の駅付近では雑居ビルの3階以上に入ってることが多く、今どき看板を見てふらっと飛び込みでくるお客さんはかなり少ない。
ホットペッパービューティーがほぼ来店のきっかけになれば、好立地は言うほど重要ではなくそこそこの立地であれば充分であるし、ご存じの通り価格競争に巻き込まれれば、5分歩いて安いところへ行くことになる。
しかしながら池袋に比べ、新宿のほうが同条件でありながら1.5倍以上も集客としては効果が高いと感じた。
そんなようなことを考えると、もう少しうまくやるべきだったと改めて思い返してしまった次第だが、情熱がなかったことが一番の原因であったので後悔など全くない。
ただインターネットの普及により「好立地の条件」が変わってきていると感じております。
しかし逆に考えれば、ビジネスの可能性が広がったとも言える。
いつの日か、また新宿に必ず戻ってくると誓った2015秋