こんにちわ香取です。
先週から借金シリーズのブログを書いていましたが、できれば借金なんてしたくはないですよねw
ただビジネスにおいては必ずしも「悪」ではなく、現に私は借入のおかげで創業できたという経緯があります。
さらに車や家のような高額なものを購入する時も、一般的には借金なくしては資産を手にすることができないと思います。
ただ借金だけを背負ってしまうような借入はイメージ通りの悪い借金となります。
資産を手にすることを前提であれば、借金=資産は絶対原則であります。
ただいくら資産があろうが、現金がなくなってしまっては借金を返すことができなくなるので、倒産したり、車・家を手放さなければなりませんので、そういった意味でも「現金」は大事です。
収入や預金額によって購入できる資産はそれなりの水準に限られてしまうといえますが、
毎月きちんと無理なく支払える金額設定をして借入しないと、いくら高額な資産を取得できたとしてもすぐに首が回らなくなってしまいます。
なによりデフレである現在では、お金の価値が高くなっているので、名目上の「借金額」はとても重く感じてしまいます。
しかしながらもしもインフレ経済になったとしたら、この「借金額」は実質的に目減りしてしまうのです!
目減りとは、実質的な価値が低下するということです。
インフレになるということは、モノの価値が上がりカネの価値が下がるということです。
例えば100万円で買った車が、来年には102万円になってしまったとしたら、年率2%の物価上昇が起きたということです。
反対に借金100万円あったらどうでしょう?
借金なので、ー100万円とします。
インフレが年率2%なので、ー98万円になります。
つまり来年には借金が実質的に98万円になったということです。
もちろん額面は借金100万円のままですよ?
これが実質的に目減りするということですw
もう一度言います。インフレとはモノの価値が上がりカネの価値が下がる。
1000円で買えたモノが1020円用意しないと買えなくなるということなので、
千円札が実質的に20円目減りしてしまうということです。
デフレだったらモノの価値が下がるので千円札でたくさん買えますよね?wその逆ですw
借金額が1000万円あったとしましょう。
年率2%の物価上昇が進むと、
来年には借金額が980万円に目減りします。
2年後には借金額が960万円に目減りします。
3年後は940万円。5年後は約904万円!
年率2%のインフレ経済になれば、5年後には実質的に約100万円も借金が目減りします!
つまり借金をしている人はインフレになれば実質的に「得」することになります。
これがお金の価値が下がるということなのですが、
反対に借金ではなく現金1000万円持っている人は、インフレになれば実質的に「損」をしてしまいます。
なんだかややこしい気もしますがそういうことのようですw
そして1000万円を現金ではなく、車や家の現物資産として持っていれば、インフレになればモノの価値が上がるので基本的に現物資産の価値も上がるようです。
ということを考えると近い将来インフレ経済を予測するならば、デフレで超低金利の現在だからこそ借入することは賢い選択であると考えてしまいます。
だって将来的に借金が実質的に目減りする可能性が高いからw
そういうことを考えれば、中長期的に安定が見込めるであろう事業者や会社員は、借入による設備投資や資産購入は「今が買い!?」と思うのですがいかがでしょう?
このあたりは専門家でも意見が分かれるところではありますが、どちらにせよインフレになれば借金が実質的に目減りするということは絶対であります。
もちろんそうなってくると金利も上昇してくると思いますが、現在の日本経済においては金利が上昇してきたということは、貸し出しが増えてきており景気が回復してきていると言えるので喜ばしいことだと個人的には考えています。