おはようございます。
先日、続・美人とドライブをした香取です。
実のところ、あれから三度目となる美人とドライブをしていたのである。
ある日のこと、美人である彼女から突然にメールがきたのだ。
思いがけないことであり、意外にも今度は彼女からのお誘いであった。
私はこれまでの人生で女性からお誘いを受けたことがない。
しかも相手は美人だ。
そして既婚者である美人の彼女とはもう二度と会うことはないだろうと思っていた。
棚からぼた餅 とはまさにこのことである。
美人からのお誘いに舞い上がってしまった私であったが、さすがに三度目となれば優しい男を冷静に演じることができた。
日が暮れるころ私は待ち合わせ場所に向かい、先に到着していた彼女を瞬時に見つけた。
コンタクトレンズをしている私だが、美人を見ると視力が4.0に格段に向上してしまうのである。
街灯に照らされ笑顔で手を振る彼女はとても美しかった。
車に乗り込み時間はすでに18時を回っていたが、今回は彼女が行きたいところがあるという。
彼女の仕事は19時までのようだが今夜はこのまま帰宅できると言っているのだが、偶然にも配偶者は今夜は出張中だと言う。
そしてこれは必然なのか、ハンドルを握る彼女の左手の薬指には「指輪」が無いのだ。
これは絶好の機会であると少しでも考えてしまうことは多くの男性諸君が同調することであろう。
そして彼女は私をどこへ連れていこうというのだ。
彼女からの急な誘いから三回目となる美人とのドライブ。
私も大人である。目的地はおおかた想像がついた。
薄暗いビルが建ち並ぶ中、少しだけネオン輝く場所へ入り、彼女は駐車場に車を停めた。
彼女は人目を気にするように少しばかり急ぐように建物に入ったのだが、ロビーは無人であった。
そしてロビーの壁には、部屋の写真が多く並んでおり、さらにいくつか「空室」と光っていた。
そして彼女はちょっぴり照れながらこう言った。
「305が空室になってる」
私も少しニヤリとしてしまったが、そのまま二人きりでエレベーターに乗りこみ3階へ向かった。
エレベーターを降り、BGMの流れる部屋に入ると私はすぐに目の前のソファーに座った。
すると彼女は急に気まずそうになった様子で、キョロキョロしながら奥の扉に入っていった。
初めて来る場所なので私もなんだか落ち着かなかった。
そして数分後、扉から出てきた彼女から、
新居である305号のマンションの鍵をもらい、私は無事に入居することができた。
最後の美人とのドライブは、
業務伝達がうまくいかず鍵が届かなかったようで、鍵を管理している別店舗へ一緒に取りにいっただけである(笑)
そして、彼女がロビーにある賃貸情報から305号を撤去したことは言うまでもない。