香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

香取 正博のブログ

顔のない責任者

こんにちわ香取です。

 
 
私は中二の頃、サラリーマンなんかぜってーなりたくねぇとすでに決心していた。 
 
 
七三分けでスーツを着て、満員電車に揺られながら毎日同じことの繰り返しをするのが嫌だったという単純なイメージでそう決めていたw
 
 
美容師も真剣にやっている方にとっては立派なビジネスである。
 
 
しかし私はいつの日か、政治や経済に興味を持つようになり、そして経営者の端くれとなった時、スーツを着たビジネスパーソンに憧れるようになったw
 
 
そして私は憧れの大企業に勤めて、まだまだ社会人・組織人としての未熟さなどを感じ、様々な経験ができた。
 
 
 
 
 
こ、これはドラマ化できるぞw
 
と妄想しながら自身の様々な問題を楽しんでいた。
 
 
すべての物事に問題がないなんてことはありえません。
 
 
自身の問題はもちろん、起業家支援、地域活性化事業、社内問題など
 
 
その問題を如何にして提起し、如何にして解決していくか、そして多くの人にとってより良い環境にしていくことは、会社や組織、政治にも言えることであると思います。
 
 
しかしこれが大きな組織となると、なかなか問題を問題化することすらできない。
 
 
なにより問題化していると考える人が少なければ、問題とすらならないこともある。
 
 
そしてこれらの問題は、退職者の責任となって終わってしまう悪循環に陥る可能性がある。
 
 
大きな組織には責任者がどこにいるかわからない。
 
 
問題の責任者が明確にされず、誰も責任を取らない無責任体制とも言える。
 
 
しかしそれぞれの社員や上司に悪い人はいないし、個々に話すと問題と認識もしている。
 
 
直属の上司に強い主張をしたが、無駄であると感じた。
 
 
このようにして新人の私でさえ無駄であると感じたなら、おそらく過去にも長年勤めている上司たちは無駄だと感じていたのだろう。
 
 
 
顔のない責任者がいる。

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そして片道切符の淡路島流しの件も、直属の上司だけの判断ではなさそうである。
 
 
たしかにすぐには決裁に至らない事業提案であったことは承知しており、そして求められているものまでまだ発揮できなかったことは反省します。
 
 
しかし現在の私は淡路島にいる場合ではないのである。
 
 
これまで経験できなかったことができ、採用してくれた直属の上司には感謝を伝え、最後は堅い握手を交わした。
 
 
 
しかし上司の手の力は、なんだか少し弱く感じた。
 
 
 
 
そして会社をあとにし、己の不甲斐なさを痛感し、ほんの少しだけ目頭が熱くなった気がした。
 
 
 
久しぶりのコンクリートジャングル東京の遠くを見つめ、
 
 
 
ハイボール18時迄100円!という看板を見つけ、
 
 
 
 
 
私は八重洲の雑踏に消えた。
 

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