B層とは
・情報弱者で自分自身であまり考えることをしない層
下記のように国民をA層、B層、C層、D層に分類しています。

IQが低いなどと国民を4つに分類しており、当時国会でも問題となっていました。
ここではその是非については書きませんが、国民の多数派がB層といわれています。
主に、主婦や老人、若年層やマイルドヤンキーあたりのクラスタでしょうか。
で、B層がやっかいなのは自分がB層だと自覚していないことです。馬鹿ほど自分が利口だと思っていますからね。
上図をみて「自分はC層かな」と思った人はB層の可能性が高いです。
簡単なフィルターがあります。
2009年麻生政権時の衆議院解散総選挙で、民主党にノリで投票してしまった人達です。
麻生元首相へのネガキャンに踊らされ、マスコミ報道を鵜呑みにし政権交代という作られたビッグウェーブに乗ってしまった人。
それにより現在でも麻生太郎氏のイメージを悪く持っている人はほぼB層といえるでしょう。
ちなみに選挙にいかなかった人は論外です。
それは当時の私ですがw
しかしながら圧倒的な票を持ってる“無党派層”、ココを獲れば選挙戦は有利に運びます。つまりB層の浮動票が政治を左右してしまうのです。
それが小泉純一郎元首相が巧みであったのはいうまでもありません。
「聖域なき構造改革!」
「改革なくして成長なし!」
「改革派か?抵抗勢力か?」
「自民党をぶっ壊す!」
「郵政民営化!賛成なのか反対なのか!」
端的で言葉が刺さりやすい。
物事を単純化して普段モノを考えることをしない(テレビ新聞情報を鵜呑みにする)人達は熱狂的に支持してしまった。
このように大衆(B層)は気分だけで動きます。
ネット情報もそうです。ウラを取らずすぐにシェアしてしまう人は情報リテラシー(読み取り能力)が低い。
少し前では橋下徹氏にも小泉劇場と似たような空気が流れていましたが、橋下徹氏を何となく支持してる人はB層の傾向があります。
なぜ支持できるかできないか?きちんと自分の意見として説明できないのがB層の特徴です。イメージだけで好き嫌いがあるのです。
池上彰氏が言うことは正しいと自動思考してしまったり、モリカケ問題で安倍首相に疑心を抱いてる人は情報リテラシーが著しく低いと言わざるを得ません。
これがB層ではないのだとしたら、何らかのイデオロギーに基づくものかもしれません。
また意識高いB層こそ、維新とか改革、変革、イノベーションという言葉が大好きで、ホリエモン本を熟読していたりします。そして簡単にコロっと情報に流されます。←B層は本当に自覚がないんです。
さて、これらは冒頭で述べた「合意形成コミュニケーション戦略案」を参考にした情報ですが、独自のルートから当時の資料を極秘入手しましたw
ふむふむ。
しかしこれはマーケティングにおいて抑えておくと非常に勉強になります。
上記の十字グラフは「IQ」と「構造改革」になっていますが、これをビジネスにも当てはめることができると思います。
例えばネット上にたくさんある情報商材、高額塾やセミナー、こういうのに釣られてしまう人は大体B層といわれています。
さらにゲームや占いなどに課金しちゃう人(コンプガチャも問題となりましたね)
もっといえば芸能人が好きでエンタメ情報に関心のある人。
また安価な外食チェーン店なども基本的にはB層をターゲットにしているともいわれています。
まぁしかし上記をB層と定義してしまうとシーンによっては誰でもいわゆるB層となり得てしまうともいえますが。
いわゆるB層の判断基準は「安さ」「見た目」「安易」という傾向があるようです。
だから現代の市場構造は、A層やC層の人たちが、B層の人たちをターゲットにしてガッポリと稼いでいる図式。まるで1%対99%の世界みたいですね!
しかしですね、経済力で人は測れないと思うのです。金持ちなのにB層が増えています。とくに声のデカい馬鹿 B層は本当にやっかいです。そしてそれを支持してしまうB層たち・・・
ゲーテは言いました。
「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」
私もそうならないように気を付けたいと思います。
P.S 郵政民営化の当時の資料は極秘でもなんでもありません!ネットから拾えますw