「ホットペッパービューティー」というキーワードで検索してご訪問された皆様へ
なんかいつの間にか当ブログが上位に表示されるようになってしまいました。
すみません。リンクは以下となります。
美容師さん以外の方はこちらをお読みくださいませ
先日のエントリーから、さっそく美容師の知り合いから電話があった。
やはり11月号から実質的に値上がるそうだ。
プランや地域によって変わるが最高プランでやはり7万円ほどの値上がりと聞いた。
ひでーなリクルートと言っていたw
たしかに同意はするが、それでもフェアに申し上げればホットペッパービューティーは現時点では最強のコンテンツである。
それは美容師もわかっているから一層の歯がゆさがある。
値上がりに伴いプランを下げると新規客獲得数は減ってしまうのか?
そこで閉店した元オーナーからの実体験から、ホットペッパー対策をお伝えしよう!
※中価格サロン向けです!
※私は2014年末ぐらいまでの情報しかないので制度など変わってしまってるかもw
プランを上げても客数は増えない
前回のエントリーも参考にしていただきたいが、過去何度も値上げにあった私の実証データである。
しかしリクルート側からしたら、クーポンもスタイル写真もブログも更新しないサロン努力が足りないからだ!と思っているだろう。
もちろんそのとおりであるが、
私が言いたいポイントは、サロン所在エリアでの需要(お客様)が増えるわけではないということです。
もしも私のサロン努力により客数アップしたとしても、同エリアのお隣のサロンは客数が減ってしまうということです。
しかしずっと良きライバル店だったサロンから簡単に客数を大幅に奪えますか?
プランを、コチラは上げずアチラが上げたらたしかに少し減るかもですw
でもプランアップしたところで客数は劇的に増えない。
大丈夫!皆で暗黙で上げなきゃいいのですw
ただし低価格サロンの場合はプランを上げなかったら客数が減ります。
PV数に騙されるな!
アクセス解析データをもらえるが、PV数から算出した平均値や当サロンのポジショニングなどは全くあてにしてはならない。
というのも都心部で低価格サロンのシェアが5割にものぼる中、ホットペッパーのPV数は低価格サロンに集中している。
少数の超人気サロンと低価格サロンに絶対的にPV数で負ける中価格サロンは、同じ土俵での解析データなど全くあてにしてはならない。
プランを下げてPV数が下がっても客数はあまり下がらない。
低価格サロンに行かない層が絶対にいる
中価格サロンは中期的にみて、低価格サロンへ行くお客様を現段階ではターゲットにしてはならない。美に自己投資する女性はまだまだ多くいる。
しかしデフレにより所得が下がってしまった国民は、予定やイベント等その状況により賢く消費する。
必ずいつかご来店いただける。
その時にトップ画面にたくさん出てくる低価格サロンへは行かない。
中価格サロンへ行きたいお客様はわざわざスクロールで飛ばしてまで見てくれるはず。
そこが狙い目なので、ホットペッパー新規リピート率が高いスタイリストを優先的に入客させましょう!
そこでリピート率が低ければ、あなたのサロンは低価格サロンとの差別化ができていない!
カットや薬剤にこだわりあるとか関係ない!
ただちょい高のなんでもないサロン!
いずれ低価格化するか、私のように淘汰されてしまう恐れもw
プランアップはあとからでも可能
資金に余裕のあるサロンなら構わないが、短期的な新規客獲得のためにプランを上げるべきではない。
値上げする11月と1月2月はプランアップなどしなくても費用対効果を考えれば充分プラスになる。
さらに基本的にはプランダウンはできないが、3ヵ月限定プランアップはお願いすれば可能だ。
この3ヵ月で様子を見てからでも遅くはないし、むしろあちらも営業職なのでおのずと限定プランアップをおすすめしてくる。
主導権を握れw
ちなみにだが一生のお願いをすれば1ヵ月限定プランアップも可能であるw
年間コストを考えれば得策である。
費用対効果
プランを現状維持でも値上げらしいですねw
私だったらワンランク落とします。
私が経営していた当時、
〈池袋店〉
1年間SSSプラン月額40万円
新規客数 40~60名
単価9500円
そしてプランを2ダウンさせて
1年間Sプラン月額18万円
新規客数 30~50名
単価9500円
〈新宿店〉
1年間SSSプラン月額40万円
新規客数 50~70名
単価10000円
そして新宿店はプランを1ダウン。
1年間SSプラン月額24万円
新規客数 50~70名
単価10000円
新宿店はほぼ変わらずw
紹介新規客を除く、ホットペッパーのみの純粋な新規客のリピート率が40%以上を維持できないサロンであれば、費用対効果を考えればプランダウンをおすすめする。
だが、実力のありそうなスタイリストに投資するなら話は別である。
最後に
ホットペッパー新規客は流動性が高く、リピート率は中々厳しいものがある。
なにせホットペッパーから勝手にお客様に「あなたにおすすめのサロン」と別のサロンを毎週メルマガで紹介してしまうぐらいだからw
リクルート社にとってホットペッパーユーザーは、リクルートユーザーなのである。
ホットペッパー事業は、美容師向け新規客紹介サービスではない。
ユーザーのサロン定着化よりも、ユーザーの流動化を高めることがホットペッパービューティーのビジネスモデルと考えられます。
そこが低価格サロンと合致している。
実際にリクルート社の営業と、如何に顧客化させるか、そしてリピート率にフォーカスした打合せをしたことはありますか?
リクルート社はユーザーがサロン定着化すると、あなたのサロン独自の予約システムなどで囲い込まれると困るのです。しかし本当に強かでありますから、自社POS+予約システム「サロンボード」を開発し現在シュミレーション中です。
今は無償提供ですがいずれ有償化してくるかもしれません。
だってそれを使わなかったらホットペッパービューティーが制限されてしまうから、今回と同じ構図で、美容師は泣く泣く契約することが目に見えてる。
サロン努力を怠ると私のように競争に敗れ淘汰されてしまう。
しかし、やる気がない勝つ気がないなら淘汰されて然るべきである。
それはホットペッパーのせいでもなく実力のない美容師であったということだ。
少しでも参考になれればと思いますが情報共有が大事です。
美容師よ!狼煙を上げろ!
そしてこれを機に「独自の価値」を自ら発信するべきである
それから450万人の女性ユーザーが利用するARINE(アリネ)という美容情報アプリで、最新のヘアスタイル情報など投稿して集客に繋げている美容師もいる。
とりあえずやれることは全てやる!
そう思っています。