こんにちわ!4日連続下痢の香取です。
今年も残り半年となりましたね!
というかそもそも今デフレなのでしょうか??
アベノミクスからインフレ期待がかかり、今までにない景気が良くなるモードだけは感じられましたがご商売されている方はいかがでしょうか?
まぁ業界によって様々ではあると思いますが、私自身はそんな景気が良くなるモードの中、市場の競争に敗れ、淘汰されたw
しかしそれは市場の原理であり淘汰された負け組は市場から必要とされておらず、市場がそう判断しただけなので、こればかりは私自身の自己責任w
しかしもしもデフレじゃなかったら、私のように淘汰される人たちは少なくてすんだのかもしれないのです。
デフレか判断する上での指標のひとつである、最新の消費者物価指数をみてみます。
総務省統計局が発表しているのをグラフ化したものをネットから拝借しましたw
消費者物価指数は3つあるようです。
CPI
日常生活で消費者が購入するモノ・サービスの値段の動きを総合した指標
コアCPI
生鮮食料品を除く総合した指標
コアコアCPI
食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合した指標
このグラフは前年の同じ月と比べた物価を比較計算してあります。
0なら物価は変わらず、プラスなら去年よりも物価が上がった。マイナスなら物価が下がったということです。
つまりマイナスが続く限り延々と物価が下がり続け
デフレといえます。
政府と日銀は2%のインフレ目標を設定していますが、政府と日銀はなぜかコアCPIを指標にしています。なぜコアコアCPIではなくコアCPIにしているかわかりませんが、外国ではコアコアCPIを採用しているのが一般的のようです。
なので例えば、急にガソリンや天然ガスなどのエネルギー価格が高騰して、インフレ率が2%を達成してしまったら、はい!デフレ脱却!となってしまうかもしれないのですw
とても注意が必要ですが、物価をみる上ではコアコアCPIを指標にしたほうがいいと思いますのでコアコアCPIだけをみていきます。
2001年に政府がデフレ宣言!そこからコアコアCPIはマイナスとゼロをうろちょろしていました。つまり物価があがることはなくじわじわと物価が下がりデフレ経済であったといえます。
2002年~2007年頃は、いわゆるいざなみ景気といわれた時で、小泉政権のおかげでもなんでもなく、アメリカの不動産バブルの恩恵で輸出額が増えていたからのようです。
しかしコアコアCPIはあまり上がっておらずデフレのままであったといえます。
2013年からアベノミクスによりインフレ期待がかかり、コアコアCPIが上がってきました!
ついにはコアコアCPIがプラスに転じ、顔をだしデフレ脱却が見えてきました!本当にアベノミクスは順調でした!
しかし!残念ながら消費税増税をしてしまったのです。
グラフをみると、2014年4月にいっきに跳ね上がっているのは消費税増税の影響です。
増税により全ての生産者が価格転嫁したとは限らないので、おおよそ2%分が強制的物価上昇といわれています。
消費税増税の影響分を補正したグラフもありました。
緑の点線が消費税の影響分をなくしたコアコアCPIですが増税後に物価が下がってしまいました。
さすがにマイナスではないですが、2013年から順調にコアコアCPIが上がりデフレ脱却に向かっていたのに消費税増税のせいで需要押し下げ効果により、デフレ脱却が少し遠のいてしまいました。
ビジネスにおいても現在の経済環境における中での「値上げ」は、消費者の消費意欲をなくしてしまうということがいえます。
このあたりの価格戦略は、私は前職で失敗しましたw
まだ緩やかにはコアコアCPIはプラスには推移してきてはいるのですが、2017年にまた消費税増税です!
増税による強制的な物価上昇により消費者の消費意欲が削がれる中で、
事業者はきっと価格転嫁しづらいでしょう。
またデフレに逆戻りしてしまうのではないかと大変懸念しています。
私のデフレ脱却の定義は、毎月安定したマイルドなインフレ率が2年以上続くことだと考えています。
つまりコアコアCPIが前年同月比+2%を毎月達成する状態が2年ぐらい続けばインフレ経済となると考えています。
たしかにデフレから脱却しつつあるとは少しはいえますが、まだまだデフレ経済であると私は考えております。
過去エントリーでも物価指数を取り上げていますので興味があればぜひ!