香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

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デフレ?なにそれ?

私はデフレよ早く終われ!と誰よりも思っている。
 
デフレ脱却が喫緊の課題!と政権をとった当時の安倍さんよりもデフレ脱却の思いが強いw
 
デフレによる価格競争に陥り市場原理により淘汰されたからだw

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デフレについて考え始めてかれこれ6年も経つ。
 
最近、社内の意識の高い20代前半の人達と話す機会が多いのだが色んな人がいて大変興味深い。
 
ちなみに決して意識高い系ではないといっておくw
 
その話の流れで「デフレ」の話になったのでお伝えしたい。
 
まず、なぜ不況なのか。
なぜ不景気なのか。
 
このあたりは色々と意見はでた。
 
その中で、デフレというキーワードもでた。
 
そこで聞いてみたのです。
 
デフレってなに?と。
 
そうしたら、
 
モノが安い。
モノが売れない。
給料が増えない。
 
即答ではこのぐらいしか出てこなかったが
もちろん間違いではない。
しかし彼らの年代はとくにデフレ経済しか知らないから、現在の経済環境が普通なのかもしれない。
反対に大人達の中には、成熟期を迎えた日本経済だから仕方がないと思考停止状態の者もいる。
 
デフレは、
 
モノの価値が下がり、カネの価値が上がる。
 
と説明すると一瞬、ハテナ?になる。
 
そして先ほど自分で言ったことを整理する。
 
モノが売れない。
だからモノが余るのでモノが安くなる。
モノが安いということは、
モノの価値が下がる。
 
さらに手持ちの1万円は、
1万円の価値のままなので、モノの価値が勝手に下がれば、1万円で多くのモノが買えるようになり、実質的に1万円の価値が上がる。
 
と、改めて考えてみると、そうか!となる。
 
なにも知識をひけらかしたい訳ではなく、デフレーションについて義務教育で習っているはずなのに、
 
私の印象としては、実体経済や自分の消費行動において、デフレについて考えることもなく、改めて考えると一瞬ハテナ?になる。
 
つまり人々は、名目上の貨幣表示額のみを捉える傾向があり、物価の変動による貨幣価値の変化についてはとくに気がつかないのだろう。
 
これを貨幣錯覚という。
 
ということはモノが安くなっているからイコール デフレとは思わず、ただ単にお得感が増すだけである。
 
このデフレマインドは本当にやっかいだ。
 
デフレ環境下においては勝手にモノの価値が下がるので、知らず知らずのうちにカネの価値が高まり、
 
デフレ経済が15年以上続いた結果、
1万円がいわば勝手に超一万円に変貌をとげており、お金の価値がものすごく高まってしまった。
 
お金の価値が高いので人々は大事そうにお金を残そうとする。だからモノが売れず安くなる。
 
お金の価値つまり貨幣価値が高いということは、日本円の価値が高いということです。
 
だから円高になるのです。
 
よく円高だからデフレ!と本気でいっていた学者もいたが、そうではなくてデフレだから円高!というのが正解のようです。
 
つまりデフレは単純に貨幣現象だけとはいえません。なにせ日銀の金融緩和により、円の量が増えているのにもかかわらず、デフレのままです。
 
現在は円安なのになぜまだデフレなのだろうか。
 
ということは円安だからインフレになる訳ではないといえる。
 
同じく、円高だからデフレになるわけでもないということがいえます。
 
ではなぜデフレなのに円安なのでしょう。
 
 
デフレの原因とは?
 
 
そんなような事を話しながら改めてデフレについて考えていますw