香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

香取 正博のブログ

あなたは消費者?それとも生産者?

消費者は様々な場所で買い物をするが、
例えば家電などを量販店で見てからAmazonで買う。

例えば洋服をショップで見てからZOZOTOWNで買う。

こういったことが起きている。

IT化が進むのは必然であると思うが、
しかしリアル店舗でもしも半額セールをやっていたならそちらで買ってしまう。

スーパーの食品も、あっちのスーパーの
ほうが数十円安いからとハシゴする光景もある。

消費者は少しでも安くていいものを求める。

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実際に同じモノなら、高いのと安いのとでは変わらないのだから消費者は賢く、正直に消費する。

消費者負担が減り、いいモノ・サービスが買えれば、そのお得感で満足する。


しかし冷静に考えてほしい。


たしかに私たちは消費者だ。


消費者で間違いないのだが、
多くの方が、同時に生産者でもあるのだ。


私は以前美容師をしていたが、カット4000円というサービスの生産者だった。
しかし同時に、ご飯も食べれば服も買う消費者でもある。

しかし消費者はクーポンを握りしめ、カット1900円のサービスの生産者のところにいく。

私は4000円の所得を得ることができなかったため、4000円の消費者になれなかった。

変わりに、1900円の所得を得た美容師は、どこかで1900円の消費者となる。


つまり、安い消費者は生産者の所得を減らす。(マクロ的にみて)

所得の減った生産者は安い消費者となる。


そして消費者利益が増えれば、生産者利益が必ず減る。


安いモノを買うなと言っているんではない。

 



消費者と生産者は、言ってしまえば同一人物なのであるということ。

 


自分が生産者となり自分の商売には、安い客はあまり求めてないくせに、

自分が消費者となったら安い消費者となる。



消費者側になった途端、安いほうを選ぶくせに、

生産者側になった途端、高い客を選ぶw


私もそうですw


ほら、絶対に皆さん生産者利益を知っているはずなのです。


だってあなたは消費者であると同時に生産者なのだからw



生産者じゃないとしても、家族や関係者に生産者がいるでしょう。



消費者と生産者を対立構造のようにして、

 

ショウヒシャリエキガー!といってもあなたも生産者w

 


消費者利益を重視されてきた昨今だが、

生産者利益を考える消費マインドに持っていける

「きっかけ」があるのではないかと感じています。


例えば、応援消費とか。
あと日本国産を買うっていうのもそれにあたる。


消費者利益と生産者利益が同時に達成することができたらいいなと考える今日この頃である。