香取正博のブログ

ナインオクロックは国産無地Tシャツブランド! 東京から岩手に愛犬と移住しました。あとデフレ脱却を熱望しています。

香取 正博のブログ

ナインオクロックのROA(総資本利益率)

こんにちわ。Tシャツのエコノミスト香取です。

 

さて岩手も少しずつ暖かくなってきて春っぽさを感じられます。汗ばむ季節、早くこい!

ならば至高のTシャツを着たいと思う諸君も多いことだろう。

 

これからナインオクロックは繁忙期に入るが、これまでとちょっと「売り方」「やり方」を変えることにしました。

なぜならばTシャツ売れてもあまり儲けが少ない。生産→売上→生産のルーティンにより現金が貯まらないからです。

 

ユニクロさんを御手本に国内SPAを2年間やってみましたが、例えば資本金100万円でTシャツ500枚を作ったとして期間は3ヶ月、消化率は7割としましょうか。

 

生産 75万円(原価1枚約1500円)

↓消化率7割

売上 132万円

↓350枚追加生産

生産 52万円

 

ここからまた売るわけだが、この時点で増えた現金はたったの5万円だ。

現金30万円+在庫75万円で資産105万円。

資本100万円スタートで四半期のROA(総資本利益率)は約5%。

 

一般的にROAが5%を超えていると優良企業であると判断される(業種によって基準が変わる)が、それにしても利益が少ねーことよ。

 

ユニクロを展開するファーストリテイリングの直近のROAを見てみると、国際会計基準で4.0%~13.9%と推移している。

これがユニクロさんのように500万枚生産して、かつ原価1枚300円ぐらいならROAは5%でも高額な利益を叩き出せるが、弱小ブランドにはやはりこのSPAモデルは無理だw

 

じゃあ、うちも某アパレル会社のように縫製工場を安く買い叩いたり、東南アジア生産に切り替えたり、安い生地を使って原価を下げたりすればいいが、そうすると9o'clockのコンセプトが崩れてしまう。


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実際には在庫発注を減らしたり、リードタイム、回転率を逆算したりとコツコツやってはいるが、このままの成長スピードではこの資本主義社会ではとてもやってられない。

 

なのでこれを逆にする! 

つまりオーダーTシャツ受注生産型にして、売上→生産→売上のルーティンにします。

同じように資本金100万円で期間は3ヶ月、消化率7割でTシャツ350枚売れたと試算します。

 

売上 132万円(受注)

生産 88万円(原価1枚約2,500円)

売上 132万円(受注)

 

ここからまた生産するわけだが、この時点で増えた現金は176万円だ。

現金276万円+在庫0万円で資産276万円。

資本100万円スタートで四半期のROA(総資本利益率)は63.7%www

まぁ会計マジックだが、キャッシュフローはかなり健全になります。

実際には買掛金が増えているだけだが、棚卸在庫が増えるより遥かにマシでしょう。

原価はさらにコストアップとなるがこのルーティンであれば問題ない。回転率がもっと高まれば逆にかなりの優位性があるとみています。

それからセミオーダー受注生産型によりサイズや形、素材などに満足しなかった層の問題点も解決できる可能性が高く、在庫切れなく機会損失も大幅に減少できるのではないかとみています。

 

なので、これからの繁忙期に前年比を割るようなことがあればナインオクロックはアパレル市場から撤退する可能性が高いとエコノミスト達は予測しているようだ。