香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

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ブランド「ZOZO」の詳細発表前に、僕のビジネスプランを発表しておく

どうも。人気無地Tシャツブランド、ナインオクロックの香取です。

 

冬ということもあり最近はTシャツを生産しておりませんで多くが在庫切れ状態となっています。ご迷惑おかけします。

しかし1期目は、生産↔️販売を繰り返していましたがこれでは成長スピードも遅くキャッシュも貯まらず非効率なやり方だなと思い、来年春に向けちょっとビジネスモデルの変革が必要と判断しました。

そこで弊社での非効率な流通構造の問題点を、川上から川下そして消費者まで4つのカテゴリーに分けてみました。

 

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詳しくはこちら

アパレル繊維産業の非効率な流通構造と問題点

 

これ業界では当たり前の構造で、それぞれにプロフェッショナルがいて問題点を改善してきたのかもしれませんが、よくこんな非効率な感じでずっとやってたのか、私は常識を疑いました。

これらの問題点を解決する仕組みづくりが必要ではないかと。アパレル繊維産業の技術革新をイメージすれば流通構造を大きく変えられるかもしれません。

ZOZOSUITの登場でブランドZOZOもこれに近い事をやるかもしれないので、詳細発表前に私が今後やりたい事、ビジネスプランを発表しておきますw

アイデアだけには価値がないのでね!

 

まずそれぞれにテーマと役割を決めます。 

 

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これまでアパレル繊維産業は分業制によりリスク分散をしてきました。しかし必ずしわ寄せがくる業種がありそのひとつが縫製工場。それにより設備・技術・人材の「投資」が行えませんでした。

 

またアパレル会社(ブランド)に絶対的に不足してるものがアイデンティティだと思うのです。

かっこ良く着飾るとか、新たなスタイル提案とかそういうのではなく(確かに大事だけど)もっと根本的なブランド存在意義です。

ユニクロを展開するファーストリテイリングには柳井社長の強烈なアイデンティティがあるでしょう。

そういう意味では、工場発のファクトリーブランドの存在意義は「ものづくり」の域を出ないのでアイデンティティとしては弱く、なかなか消費者には届かないと考えてしまいます。

 

で、縫製工場とアパレル会社が対立してるような業界でして、この二者の利益配分をフェアにする必要があります。そういう意味ではファクトリエは評価できます(上からw)

 

しかしやはり通販だけでは服は売りづらいので、そこでセレクトショップなどの小売店の協力が必要です。服屋はオーバーストアですから自社では実店舗は持ちません。

在庫を持たせないように受注生産を基本とするので、ショールーミング化とフィッティング、サイジングなどの接遇がメインとなります。(もちろん既存の小売ビジネスは継続しますが少しずつシフトするかもしれません)

 

そして消費者利益ですが、人間ひとりひとりに合わせられるサイズ、そして「好み」のデザイン、カラーなどが選べ、個々の消費者の持つニーズや欲求に対応が可能な生産システムを提供します。

 

人が服に合わせる時代から、 服が人に合わせる時代へ

 

これは先日、ZOZOが提唱しましたが以前から私も同じ言葉を考えてましたwエヘン!

まぁ声がデカいほうが強いというのが世の常ですしどうでもいいのですが、そもそもこれはマスカスタマイジェーションの概念であり随分前から提唱されていました。

 

マスカスタマイゼーションとは、製造業とサービス業における新たなビジネス競争の舞台!

コストを増大させずに多様なカスタマイズを可能にし、大量生産に近い生産性を保ちつつ、個々の顧客のニーズに合う商品・サービスを生み出すこと。

うまく実現すれば戦略的優位と経済的価値をもたらす!といわれていました。

その先手がZOZOSUITでしょうか?

 

しかしながらブランドZOZOの詳細が明らかになっていないためまだ分からないのですが、もし上記のようなサービスをやろうとしてるなら、弊社としてはこれに追随し、Tシャツカットソーの一点突破型で攻めていこうと考えています。

 

とはいえ弊社が抱えている流通構造の問題点を解決できる糸口はブランドZOZOでは無いかもしれません。

ということで弊社が独自に取り組んでいきたいのは前述した、

 

縫製工場、ブランド、小売店、消費者の、

四位一体となる構造改革だ!

↑小泉元首相風w

 

 

そしてこのビジネスモデルの変革を実現させ、 

・マスカスタマイジェーションの大衆化

・デザインのフリー化

を目指します。

 

 

 

具体的にどのように取り組むのか?

とってもエキサイティングになってきましたねアパレル繊維業界(・∀・)