香取正博のブログ

ナインオクロックは国産無地Tシャツブランド! 東京から岩手に愛犬と移住しました。あとデフレ脱却を熱望しています。

香取 正博のブログ

アパレル繊維産業の非効率な流通構造と問題点

こんにちわ。自称・人気無地Tシャツブランドのナインオクロックを運営してる香取です。

 

アパレル繊維産業って川上から川下まですごい非効率な流通構造だなって思うんです。

 

念のため説明すると、商品の流通経路を川になぞらえて「川上から川下へ」と表現する。

川上は製造メーカー、川下は小売業を指し、中間に位置する卸売業は、川中と呼ばれる。

 

綿100%のTシャツをつくるには、畑から綿を摘む人、それを紡績して糸にする人、それを編んで生地にする人、生地を染める人、デザイン・パターンをつくる人、裁断して縫う人、とここまででやっと商品が出来上がるわけだけど、

このように商品をつくるのが複雑で面倒くさいということで一貫して請け負ってくれるのがOEM会社・ODM会社。

外注してここから仕入れて売る人がいてやっと消費者に届くわけなんだけど、物理的に仕方がないけど非効率なサプライチェーンだと思うんです。

 

じゃあ中間業者を排除して工場からダイレクトに消費者に届ける流通革命!という謳い文句をしてる例えばファクトリエとかいうブランドもあるんだけど、これって別に流通革命でも何でもないです。

ネット販売を主に考えれば簡単に誰もが思い付くし、素人の私でもノリで構築できましたし。

でも確かに自社で企画して仕入れして縫製工場に直接作ってもらえればコスト削減にはなります。まぁ素人からするとこれ普通なんだけどなーと思うのが正直なところです。

 

しかしながらこれでもまだまだ非効率です。

川上から川下そして消費者までもっとスムーズにいかないものかずっと考えています。

そこで通販・卸売をする弊社の流通構造をもとに、川上から川下、消費者まで4つのカテゴリーにわけて問題点を書いてみます。

 

まずは川上の縫製工場から。

 

 

縫製工場の問題点

 

・主に大量生産が前提の仕組み

・生産納期に追われる

・取引先が海外生産へいきなりシフトする

・でも円安になると都合よく戻ってくる

・国産推しするわりにロット数が少ない

・縫製工賃が安い

・最低賃金にならざるを得ない

・国内製造のメリットが低い

・縫製技術だけでは差別化できない

 

 

ナインオクロックの問題点

 

・在庫リスク

・サイズ、カラー展開の幅

・機会損失

・需要予測が難しい

・生産納期

・委託販売

・キャッシュフロー

 

 

実店舗の問題点

 

・商品の均質化、同質化

・仕入商品管理、SKU(委託、買取、消化)

・MDの難しさ

・在庫管理(回転率、保管場所など)

 

あとは上記ブランドと同じ悩み?

 

 

消費者の問題点

 

・SOLD OUT

・取扱いサイズなし

・取扱いカラーなし

・微妙にサイズが合わない

・売り切り商品のためリピート購入できない

・微妙なモデルチェンジがある

・シーズン外商品は売っていない

・店員がうざい

 

 

 

思いつく限り大きな案件を書いてみました。

他にもまだありましたら御教授ください。

 

 

で、これらの問題点を現状で最大限に効率化したのがGAPやユニクロのSPAモデルだと思うんだけど、それが可能なのは資本力のあるグローバル企業だけです。

しかしこのSPAモデルも物量にものを言わせ衣料品の供給過剰を引き起こし消耗戦となり、近年ではかえって非効率だなと思い始めたんです。

 

そこで最近では受注生産を前提にしたセミオーダーやカスタマイズサービスがちらほら見受けられるようになりましたが、

マスカスタマイジェーションの名のもとに第4次産業革命!と息巻いてるわけだけど、

テクノロジーを駆使した新サービス!と言いながら納期が40日って・・・

全然、革命でも何でもないじゃねーかって思うんです。

ただWebサイト細かく作って、事を大袈裟に言ってるホラ吹きに近いのかなって思うんです。

だって仕立て屋さんがWebサービス開始しただけやん?どこがテクノロジー駆使してるねん!って思うわけです。

 

もっとこうさ、おお!これは革新的や!ってのはないのかね??

ZOZOスーツは分からんが、現段階の情報では上記での問題点を解決できるとは思えん。

 

ということで弊社での非効率な流通構造の問題点をあげてみましたが、今後はこれらを解決するサービスをやっていきたいと考えてます。

普通にTシャツ売ってたらそのうち消えちゃうのでw

このあたりについてまたブログで共有したいと思いますので御指南いただきたいです。