香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

香取 正博のブログ

ぼくがノンポリの無責任なバカから脱却した理由

かつてのぼくは、ノンポリで無責任のバカだった。

選挙にも一度も行ったことがなかったし、無関心で政治のことなんて全くどうでもよかった。

政治家が誰になろうが同じだと、無知をいいことに結局何も変わらないだろうと無責任なことを言っていた。

 

それでも何となくテレビのニュースを観ていたが、コメンテーターの言うとおりだ!と自分の頭で考えず、自分の意見もないただの単細胞だった。

 

f:id:katorimasahiro:20170927090934j:plain

 

しかしさすがに総理大臣を知らないほどのクソバカではなかったが、よくわからないけど当時は小泉純一郎元首相を支持していた。

いま思えば何となく小泉さんのキャラクターが好きだという理由だけで支持するIQの低いいわゆるB層に部類していたのが過去のぼくだった。

 

東京都知事選では、マック赤坂に票を入れようとノリだけで考えていたこともあった。マイナスからプラスへ、ネガティブからポジティブへ!

しかし当時23歳のぼくは結局めんどくさくて投票へは行かなかった。どうせ石原さんが再選だろうとテレビの人が言っていたからだ。

 

そんなノンポリの無関心無責任のバカだったぼくが初めて感心を持った選挙は、2009年の民主党政権誕生の衆議院解散総選挙だった。

あんな麻生のような漢字も読めない高級barに通う人が総理大臣はダメだろうと思っていた。

そうテレビの人が皆言っていた。周りもみんな言っていた。当時はそんな空気があったから、自分で考えず、空気だけで、政権交代というそのビッグウェーブに乗るしかないと思っていた。

 

自民党にお灸を据えてやる~!って多くの国民が思ったはずだ。

しかし今思えばあの負の3年間、お灸を据えられたのは逆に我々国民だったのは言うまでもないだろう。今さらながら誤った選択を国民はしたと思っている。

 

しかしあの民主党政権誕生の総選挙にすらノンポリのぼくは行かなかった。どうせ自分の1票なんて意味ないだろうと無関心で無責任なバカだったからだ。

 

鳩山政権が誕生した年、ぼくはちょうど個人事業主として起業した。そこから経営者の端くれとなったので自然と社会に目を向けるようになった。

 

今までニュースなど全くみなかったが無理してでもYahoo!ニュースを毎日なめ回すようにみるようになった。衆議院と参議院の違いすらよくわからなかったので調べながら読むようになった。

 

それからある違和感を覚えた。鳩山やばくねぇかと。初めて自分の考えを持った。また、そういえば何で麻生さんはあんなネガティブキャンペーンにより異様なまでに叩かれてたのかと疑問に思った。

その違和感を覚えてからは、同じニュース記事ひとつひとつを新聞各社を見比べるようになった。すると各社で表現や主張も違ったりひどい時には事実を歪曲していることもあるのに気がついた。

 

異様な麻生叩きと民主党の体たらくと起業、それがぼくがノンポリの無責任なバカから脱却した理由だ。

なのでぼくが初めて選挙権を行使したのは2010年参議院選挙、恥ずかしながら26歳の時だった。

 

そこからだ。情報の取り方、読み方を自分なりに考えるようになったのは。

池上彰の番組をみてると池上さんが好きになりそうだが、あのおっさんも相当なプロパガンダ野郎と気が付くのもすぐだった。

なのでどんな政治家や学者でも、支持する好きな方でも、主張や発言をすべてを鵜呑みにせずまずは自分で考える意識を持った。

 

ぼくがノンポリの無責任なバカから脱却して8年以上が経ったが、今では自分の考えをしっかりと持つようになり、それなりに議論もできるようになったと自負している。

 

よく公然では政治の話はタブーという根拠なきことが言われるが、外国へ行ってみろ!外国人と議論してみろ!(若いベトナム人としか議論したことないけどw)そんな議論もろくにできないのは日本人だけだと思っている。

 

だからぼくのような中卒の馬鹿でもそれなりに政治経済も理解できるようになったのだから、このブログがきっかけで少しでも過去のぼくのようなノンポリの無責任なバカから脱却してくれる人が増えるといいなと思っている。

 

もうすぐ衆議院解散総選挙だが、自分でしっかりと考え、調べ、ぼくは投票へ行ってくる。

 

あなたがもしノンポリだったとしてもそれは結構なのだが、

もしもあなたに自分の子供、自分の部下がいるのだとしたら選挙に行かないというのは上に立つ者として無責任なのではないか?と思う今日この頃である。