香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

香取 正博のブログ

恐怖を煽るなプロパガンダおじさん!日本の若者の未来は明るい!

自分の人生は前向きで、ビジネスにおいても日本で成功していながら、日本悲観論者の野郎も少なくない。

 

少子高齢化も40年後には顕著になって人口も減り日本はもうお先真っ暗!

と誤った情報を垂れ流してる人もいるのでこういった方は恐怖を煽るプロパガンダおじさんの称号を与えます。

 

 

www.landerblue.co.jp

 

いつも勉強させてもらってる永江一石さんの記事。今回は敬意を持って指摘させていただきます。6,000字と長いブログなので1個1個指摘はしませんが、

はっきりとひとつ言っておきたいことは日本はこれから春の時代だぞ」ということです。だから恐怖を煽るプロパガンダおじさんと全く逆の意見なのでちょっと書いてみます。

 

 

日本の人口問題は若者にとってチャンス

 

だって考えてみてください。

少子高齢化により若者の数が少ないということは、引退して働かない大量に余った高齢者を相手に若者はビジネスができるということです。(言い方悪いけどわかりやすいからw)

現代では生産性の低い高給取りの世代が労働市場から退場していくので、競争相手は明らかに少なくなります。

若者一人あたりの需要のパイ(高齢者の消費)がたくさん取れるということなんです。これまでは失業率も高く人余り時代でした。働く競争相手が多かったことと20年デフレ不況の需要縮小により若者はずっと冷や飯を食わされてきました。

 

まず人口問題を語る上で重要なポイントは、

・総人口

・生産年齢人口

この2つを分けて論じなければいけません。

 

日本の人口問題の本質は、総人口の減少よりも生産年齢人口の減少のほうが顕著です。なので近年の完全雇用に近い失業率と人手不足の原因は、総人口>生産年齢人口によるものだと考えられます。

 

 

で、もうちょっと紐解くと、

 

総人口は「総需要」

生産年齢人口は「供給能力」です。

 

つまり「総需要」の減少よりも「供給能力」の減少のほうがペースが早いのです。

ということは人口が減るから消費が落ちるというのは、対労働者数(または対供給能力)からの比率からすればとくに重要なポイントではありません。むしろ需要>供給の傾向になるので今より良くなるのではないか。

だって労働者はどんどん減少するけど消費者はゆるやか減少です。

総人口が減るといったって年間約0.2%減ペースで、人数にしてたったの年間20万人ぐらいです。生産年齢人口は倍近いペースで減ります。

 

だから恐怖を煽るプロパガンダおじさんのいう、「人口減少で消費が激減して景気がめちゃくちゃ悪くなる」理論はイメージだけで語っているといえます。この人口問題の誤認に基ずく理論は極めて問題です。以前、人材ビジネス業のパソナグループにいた私がいうので間違いありません。

 

年金もそんなに悲観することはありません。年金は所得移転100%で成り立っているわけではないので、政府予算から補填すればいいんです。それも政府支出としてGDPに計上されるのでGDP拡大つまり経済成長になります。これは統計なので絶対的事実です。

高齢者の医療費=需要です。デフレギャップは約20~30兆円あるといわれてるので需要喚起のためにも政府支出すればいいんです完全デフレ脱却できるまで。

えっ?ザイセイハタンガー?

未だに財務省の財政破綻プロパガンダを信じてるとは驚きです

 

 

www.katorimasahiro.jp

 

 

 

「労働者が圧倒的に足りない」理論

 

これは間違いない事実です。ではどうやって解決するか?

生産性向上

これに尽きます。

 

一人当たりの生産性を上げればいいのでそのために我々は設備投資、人材投資、技術開発投資、公共投資をガンガンやり続ければいいんです。

これまでは失業率も高く人余り、そしてウォール街から世間を席巻した強欲なグローバル資本主義から、利益最大化のため国や企業は「投資」を怠ってきました。(とくに国内)

しかし日本においては前述した「生産年齢人口低下による人手不足」により、逆に投資するチャンスが生まれたと考えられます。だから人口減少はチャンスなんですよ。

 

ここで間違ってもパソナグループや竹中平蔵氏が息巻いてる移民政策で人手不足を解決しようとしてはいけません。安い労働者を大量に受け入れてしまうとせっかくの「投資」のチャンスを逃すようなものです。パソナグループを辞めた私がいうのですから間違いありません。

 

そもそも生産性向上のために「労働」の数だけで補おうというのは産業革命前の思考です。産業革命前の経済活動に投じられるリソースは「土地」と「労働」だけでした。

しかし産業革命後の資本主義社会においては「資本」「労働」「技術」で成り立っています。しかもこれは足し算ではなく掛け算です。

移民政策による労働者の足し算ではなく、生産性向上という労働と技術の掛け算のため資本を投じればいんですよ。

 

ほら、冷静に考えてみるとけっして悲観的になることはないでしょう?

 

それから人口減少により空き家と空き部屋が大量に出ると悲観的な人も多いが、アパート・マンションなら隣の空室の壁をブチ破って、みんな広い家に住めばいいんですよ。

そのころには景気回復により物価上昇と金利も上昇し、不動産投資オーナーの負債は実質的に目減りします。もちろん日本政府の負債もね!

 

だから日本の将来は暗い未来だからと煽り、金稼いで貯めるなんてことはしないでほしい。将来のためにガンガン消費・投資をしましょう。とくに若者は労働人口が絶賛激減中なので競争相手が増えません。職が無くなったり賃金が下がることは皆無に等しいです。外国人労働者受け入れさえしなければね!

 

AIにより職ガウバワレルーというが、いやお前ら人手不足ガーとか少子化ガーと煽ってるやんw人手不足なのに職が奪われるってどういうこっちゃ!我が国においては人手不足はちょうどいいと思うよ今のところ。欧州の若年層失業率並みだったらAIに職が奪られやすいだろうけど。

 

 

自分のビジネスではわくわく夢を持てる人も多いだろうが、経済活動してるこの国においてもわくわく夢を持てる思考は大事。危機感や警告もたしかに大事だが、それができないなら経済の自虐史観だと思えてならない。

 

私もまだまだ勉強中で受け売りの部分も多いが、少なくとも経済や歴史の自虐史観は持ち合わせていない。

 

 

恐怖を煽るプロパガンダに騙されるな!

 

若者よ、日本はこれから春の時代だぞ!

 

 

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