香取正博のブログ

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ネトウヨ達と鎌倉へ、23日の祝日に思う、弥栄!

 

今日23日は祝日、天皇誕生日ですね。

 

 

そういえばちょうど去年、ネトウヨ達と6人ぐらいで鎌倉観光をしたことがあった。

 

 

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↑鎌倉大仏を拝み撮影するネトウヨたち

 

 

このネトウヨ達と知り合ったのは私が現在受講している経済塾がきっかけである。月1で4時間の対面講義あるからその時に会う程度。今は私が岩手に引っ越してしまったので対面講義は受けておらずオンラインで受講している。

 

内容としてはマクロ経済、国民経済についてだが、教科書どおりの主流派経済学というより現実的な経済を学ぶ。ベースとしてはケインズ派の経済学が近いかもしれない。

集まる受講者はいわゆる右寄りの人間が多い。なぜならば塾長の主義主張からして、近年の新自由主義、グローバリズムに懐疑的な人達が集まるからである。

 

難しい話はさておき、この知り合ったネトウヨ達と鎌倉に行った時に「風情があっていい町だ」なんて話していたのだが、その中でもとくに小さな商店が並んでいて町並みが美しいと言っていた人もいた。

 

ではもしもすぐそこに、コンビニやスーパー、イオンのような大型ショッピングモールがオープンしたらどう思う?と訪ねてみた。

 

するとネトウヨ達は、コンビニやイオンが近くにできると小さな商店が競争に負け、美しい商店街がシャッター街になってしまうから、距離や売り場面積など踏まえた大型店の出店規制をするべしと大否定していた。

 

これには私も少しは賛同はするのだが、自由競争を阻害する排他的な条例と思う人も多いことだろう。

しかし消費者のニーズ(物量や価格面)を満たすという意味でも完全に規制して商店街を保護するべきとはさすがの私も思えないのである。町並みが美しいとはいえ不便であるなら私は住みたくない。

理想は共創できように模索することではないかと、ただ株主資本で拡大してきた企業にはまた難しいのかもわからんが。

 

私はどちらかというと保守系ではあるが、それでも経済的合理性は必要だと思うので一定の自由競争はするべきだと考える。あまりにも規制で固めるのは変わらないつまらないものばかりが残るわけだ。

ただし、新自由主義者のような何でもかんでも規制緩和、構造改革をするべし!競争こそ美しい!とも思わない。

 

ようはその時々の環境や状況により、バランスとタイミングで合意形成のもとうまく調整していくのがベターだと考えている。だから政治に参加しない人は無責任な人だと思っている。

 

今回集まった人達はどうも保護主義的過ぎて資本主義において合理性がないと感じてしまった。あとは保護主義系には相対的に負け組が多い感触もある。それは前職においてデフレに苦しめられ市場から淘汰された私自身にもいえる。

なのでもしもこの偏った保護主義的な思考で地方創生や地域活性に落とし込むとしたらその町の繁栄は難しいだろうなと個人的に感じている。

 

ただ現在はあまりにも過度な市場原理から新自由主義的、グローバリズムに偏り過ぎているのではないかと思う。それを是とする者が多数派なのかもしれないが。

 

だから私は今は保護主義的側の主張に賛同している。決して一度負け組になったから右翼思想や保護主義に盲信しているわけではない。

これがもしもまたこちら側に偏り過ぎてきたらその時はリベラル系になるかもしれない。

 

ただひとついえることはどんな位置にいてもしっかりとしたぶれないアイデンティティは持っておきたい。国民が豊かになれれば手段は右でも左でも何だっていいのではないか、

 

しかしその軸も人によって違うから、結局はバランスとタイミングを常に模索し続けるのが人間なのか、何ともめんどくさい生き物よ、

 

 

天皇誕生日の祝日に感じたことは概ねそんなところである。

弥栄!