香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

香取 正博のブログ

やっぱりアパレルは終わりかも、だって完全なるデフレだもん

私はこれから国産衣料品の企画・生産・販売をおこなうのだが、価格設定を非常に悩んでいた。
 
無地のTシャツ1枚にしろ価格は290円から29,000円までピンキリである。
 
 
例えばユニクロやMUJIなら無地Tシャツを1枚1,000円で買えるだろう。素材もいいし見た目もいいからとくにこれで充分である。
 
ミドルブランドの無地Tシャツ4,000円は消費者からしたら素材も見た目も何ら変わらない。縫製技術の違いすら分からないから、国産だろうがバングラ産だろうがどちらでもいいのではないか、だったらユニクロやファストファッションで買ったほうがお得である。

 

アパレルビジネスをやると想像した時、ここまでは誰もが容易に考えられることだろう。だから私が国産衣料品を販売したいと聞けば懐疑的になるのは仕方がないことだといえる。
 
そんなことは承知の上でやるわけだが、かといって国産衣料品を高付加価値にして高価格で売ろうと考えているわけではない。
 
 
これまでの日本経済は、GDPや国民平均年収、消費支出など1997年をピークに減少し続けていた。
 
これはなぜなのか、成熟社会を迎えたとか高齢化社会だからとかいうわけではなく、原因はデフレ不況であると断言できる。
 
ちなみにだが、人口減少だからデフレ!と提唱していた学者もいたが、人口減少とデフレの相関関係は全く無いトンデモ論である。
 
 
そんな長引くデフレ不況により国民所得が下がり続ければ消費支出も下がる。とくに衣料品の消費支出額は顕著である。
 

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繊維アパレル業界は完全なるデフレ!もはや異業種混同マイナスサム市場ともいえる。
 
こんな経済環境でたかだかTシャツを高価格で売ろうなど一体どれほどの人が買ってくれるのか?いや買えるのか?おそらく超少数派だろう。
 
それにその超少数派こそ欧米ハイブランドを買うわけだからそれに対抗するなど素人の私にできるはずもない。
 
 
ともなれば割引やキャンペーンなどで低価格帯で売ればいいのか?それこそ価格競争に陥りファストファッションに勝てるわけがない。
 
デフレ不況が長引けば物価下落からコスト削減に収斂しやすく、同時にグローバル化も合わされば低価格衣料品が主流となるのは必然である。
 
 
うわwやっぱりアパレルビジネスは厳しいよwみんなが思ってるとおりだよw
 
 
 
しかしだ、物事は見掛けだけじゃない。やつらには最大の弱点が2つある!
 
 
それにより9o'clockの価格帯は「中価格帯」がベストであると判断した。
 
 
勝算はある。そして成功すれば無地Tシャツのデフレ脱却ができるwww
 
 
やつらのその最大の弱点とは!?