香取正博のブログ

東京から岩手に移住して起業した香取正博のブログです

香取 正博のブログ

なんかいつも同じ服ばかり着てるなと思った話

どうも香取です!いつの間にか春っぽくなってきたね!

 
 
急にこんな暖かくなると洋服も悩ましい限りである。夜は寒いし去年も何を着ていたのか忘れてしまうほどだ。
 
とはいえファッションにあまり興味がない私は、服じたいあまり持っていない。
 
H&Mで無地のYシャツの色違いを3枚買い、楽天で無地のスキニーパンツの色違いを3枚買い、それらを交互に着合わせることで9つのバリエーションを楽しむのが私のファッションのポイントである。

 

さらにジャケットも好きなので、アウトレットに行った時にそこそこ良さげなものを安く買う。色の違うジャケットを3枚持っているので、先ほど言ったように着合わせることで服のバリエーションがこれで27パターンともなるので、約1ヶ月これで乗り切れることができる。

 
 
となれば洋服はもうこれで充分ではないか?さすがに裸で生活するわけにはいかないから服は最低限持っていなければならないが、服というのは衣食住における生活必需品に過ぎない。
 
ユニクロで充分だしファストファションで充分である。変わらない平均的な服と価格とのバランスがいい。昔に比べそこそこ品質も良くなったといえる。
 
 
高いわりに品質がよくない服も多い。そして前衛的なデザインの服なら、ユニクロのほうがむしろダサくないとも思ってしまう。ファッションセンスを持ち合わせていない私は、それなら安定さと無難さを考えたらユニクロやファストファッションのほうがいい。
 
 
とはいえ、もっと素材の良いものがあることも確かだろう。例えば1000円のTシャツより6000円のTシャツのほうが良いものなんだろうとなんとなくわかる。稀に詐欺っぽいのもありそうだがw
 
ただ毎日着る!ともなれば、1000円のTシャツのほうが良いと思える。
 
それは金銭的な問題が一番でかいが、それを除いたとしても、素材の良いものを仕様した服であったとしても、それを着用している人を私は知らないし見たことがないからだ。
 
つまり、傍から見て1000円の服となにが違うのか区別がつかない。だったら安くてそこそこの素材の無難な服で充分となるし、衣生活としてはこちらのほうが大衆にとってマッチしてると思える。
 
それらを安く良いものを我々消費者に提供してくれてるのがユニクロやファストファッションである。先日のブログでは食生活について同様のことを書いたが、チェーン店や大型店は大衆の衣食住をサポートしてくれる良い会社といえる。
 
 
たた冷静に考えてみると、この衣生活を続けてきたせいか、ファストファッションの平均的なレベルが衣の基準となってしまったからそう思うのだろうか?
 
つまり平均または平均以下の付加価値に慣れてしまったともいえてしまい、ちょっと良いものがあったとしても平均並みで安いほうが良いということになってしまう。
 
なにより我々日本人は安くても最低限以上のモノサービスをご提供できてしまう、良い意味でも悪い意味でも素晴らしい国といえる。
 
ただ、この平均または平均以下に大衆が慣れてしまいこの程度で満足してしまうのは、
 
長年のデフレ不況でのコスパに収斂してきた結果と、所得減少や格差などの影響でもあり、悲しき資本主義の行き着く末とも思えるのである。
 
ファッションでいえば、特別おしゃれする必要もなく無難な服でとくに問題がない。
 
 
しかしそれは果たして豊かといえるのか?
 
出かける前にクローゼットを開けて、なんかいつも同じ服ばかり着てるなと思った初春であった。
 


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